自然科学基礎実験II
 Laboratory Course of Natural Science II
 担当教員:村瀬 隆史(MURASE Takashi), 崎山博史(SAKIYAMA Hiroshi), 田村康(TAMURA Yasushi), 松井淳(MATSUI Jun)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:実験
 開講対象:全学科(ただし物質生命化学科は受講できない)  科目区分:資格取得のための科目(卒業要件外科目) 
【授業の目的】
化学に関する実習を通して、化学における基礎的な実験法について学ぶ。
物質生命化学科以外の理学部学生の理科の中学校教員免許状取得に必要な科目として開講する。

【授業の到達目標】
4つのテーマについて事前講義と実習を行い、有機化学・無機分析化学・物理化学・生物化学の各分野における基礎的な操作法と知識について理解する。

【授業概要(キーワード)】
化学実験,有機化学,無機化学,分析化学,生物化学

【科目の位置付け】
本科目は、中学校教諭免許状の資格所得を目的とする科目であるので、該当する学生のみが受講すること。また専門分野以外の学問領域や地域社会との交流にも関心を向け、幅広い理学の基礎知識を得ることを目的とする(理学部カリキュラム・ポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
本科目は夏季休業(前期補講期間)中に集中講義(4日間)として開講します。毎回事前講義を行い、実習内容の注意点と基礎的な知識を理解した上で、実際に実習を行います。
・日程
以下の項目について,事前講義と実習を行います。
第1日
ガイダンス・実験を安全に行うための注意
有機化学に関する実験
第2日
無機化学に関する実験
第3日
分析化学に関する実験
第4日
生物化学に関する実験

【学習の方法】
・受講のあり方
実習内容に関する事前説明をよく聞くこと。実習中は操作や観察事項を記録にとどめること。実験内容によっては危険を伴うこともあるので、注意点は理解しておくこと。なお、事前説明を聞かないで実験を行うことは大変危険であるため、遅刻した場合にはその日の実験への参加は認めない。
・授業時間外学習へのアドバイス
予め配布資料が指示された場合には、必ず十分な予習を行ってください。
それぞれの担当者より指示される方法によって復習を行ってください。

【成績の評価】
・基準
受講および実習中の態度,提出されたレポート。
・方法
受講および実習態度(40%)と演習・小テスト・レポートの内容(60%)を併せて総合的に評価します。実習を欠席した学生は,評価の対象としない。

【テキスト・参考書】
プリント等を配布します。
授業中に適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
4つの実験を通して、基礎的な化学実験の手法について学びます。毎回積極的に参加すること。
実施時期の詳細については,7月中に掲示するので確認してください。
・オフィス・アワー
問い合わせなどは村瀬まで(連絡先:tmurase@sci.kj.yamagata-u.ac.jp)。
また、本実験担当教員の担当する他の開講科目の該当欄を参照して下さい。

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