【授業の目的】
自分と向き合い,自己理解を深め,なぜ理系で学ぶのか,将来どのような姿を望むのかを点検し,卒業までのキャリアをデザインすることを目的とする。
【授業の到達目標】
1)自分のモチベーション・価値観・能力などの自己理解ができる。 2)なぜ理系で学ぶのかを他者に説明できる。 3)将来の望む姿を実現するために卒業までの行動計画を作成できる。
【授業概要(キーワード)】
キャリア開発,自己理解
【科目の位置付け】
専門分野以外の学問領域や国際交流,地域社会との交流にも関心を向け,幅広い理学の基礎知識を得る。(理学部のカリキュラム・ポリシーに対応)
【授業計画】
・授業の方法
自分と向き合う個人作業とグループディスカッションを組み合わせたワークショップ形式とする。
・日程
以下の内容を二日間にわたって集中講義として実施する。 1.オリエンテーション 2.キャリアデザインの基本 3.自己分析1(卒業までの学び方の整理) 4-5.自己分析2(持ち味と自己PR) 6.事例研究 7-8.自己分析3(性格) 9-10.自己分析4(仕事に対する価値観:はたかち) 11-12.自己分析5(ライフ・テーマ) 13-14.行動計画の作成 15.全体の振り返り 注)講義の進行状況に応じて順番や内容が変更される可能性がある。
【学習の方法】
・受講のあり方
1)全員参加型のディスカッションに重点を置く。具体的には,自分と向き合う個人作業を行った後,その結果を他の受講者に話してお互いに議論する。そのため,主体的,積極的な発言が求められる。 2)二日間参加することで意味が出る内容であるため,途中参加は認めない。 3)「はたかち」カード代(定価500円)を負担する必要がある。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義の中で得たことを学生生活全般に生かす姿勢が大切。
【成績の評価】
・基準
自己理解できた内容と理系で学ぶ理由を文章で記述でき,行動計画を作成できることを合格の基準とする。
・方法
後日提出するレポートと行動計画表の2種類で評価する。レポートは自己理解及び理系で学ぶ理由に関する記述とする(70点)。行動計画表は指定する書式に従うものとする(30点)。レポートと行動計画表の合計得点を最終評価点とする。
【テキスト・参考書】
特に使用しない。必要な資料を授業の中で配布する。 参考書:小野田博之ら「キャリア開発24の扉」生産性出版(2011).
【その他】
・学生へのメッセージ
この授業は基盤教育のキャリア開発入門やキャリアデザインの内容をベースとし,ディスカッションに重点をおいて構成したものである。
・オフィス・アワー
多くの場合,昼休み時間は研究室にいる。
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