数理構造特選E
 Special Topics in Mathematical Structures E
 担当教員:村田 実貴生(MURATA Mikio)
 担当教員の所属:理学部非常勤講師
 開講学年:4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「微分方程式のセル・オートマトン化」の基本理論を習得した上で、その方法を活用できるようになる。

【授業の到達目標】
「微分方程式のセル・オートマトン化の方法」にまつわる話題を通じて、数学の研究の一端を理解する。
自らシミュレーションを行うことにより理解を深め、自分の研究への応用も検討する。

【授業概要(キーワード)】
セル・オートマトン、微分方程式、離散化、超離散化

【科目の位置付け】
この講義は、理学部ディプロマ・ポリシー「理学についての深い知識を修得し、自己の中に体系化することにより、幅広い視野と探究心を持つ」に関連する。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う。
・日程
次のように進める:
第1回:イントロダクション
第2回:セル・オートマトン
第3回:エレメンタリー・セル・オートマトン
第4回:マックス-プラス代数
第5回:マックス-プラス代数の性質
第6回:セル・オートマトンのマックス-プラス代数表示
第7回:差分方程式のセル・オートマトン化の方法(超離散化)
第8回:ソリトン方程式のセル・オートマトン化
第9回:ソリトン・セル・オートマトンの解
第10回:常微分方程式のセル・オートマトン化
第11回:常微分方程式とそのセル・オートマトンの解
第12回:反応拡散方程式のセル・オートマトン化
第13回:反応拡散方程式とそのセル・オートマトンの解
第14回:連立型反応拡散方程式のセル・オートマトン化
第15回:連立型反応拡散方程式のセル・オートマトンの解

【学習の方法】
・受講のあり方
講義の内容をノートに筆記するなどにより、内容の理解に努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義の内容を理解するよう可能な限り努力して欲しい。

【成績の評価】
・基準
「微分方程式のセル・オートマトン化の方法」を理解した上で、自らシミュレーションを行う。研究への応用を検討する。
・方法
レポートにより評価する。

【テキスト・参考書】
参考書:広田良吾・高橋大輔、差分と超離散、共立出版、2003.

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