力学演習Ⅰ
 Recitation of Mechanics Ⅰ
 担当教員:滝沢 元和(TAKIZAWA Motokazu)
 担当教員の所属:理学部物理学科
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:物理学科  科目区分:必修科目 
【授業の目的】
ニュートン力学は物理学の基礎となる重要なものです。しかし、ただ講義を聞いたり本を読んだりするだ けでは、それを使いこなすことはまず不可能でしょう。ちょうど、英文法や英単語を知識として理解していることと、実際に書いたり話したりすることとの間に大きなギャップがあるよう
に。本演習では問題を実際に自分の手で解くという、もっとも単純な(しかし重要な)訓練を通してニュートン力学の理解を深めてもらいます。

【授業の到達目標】
ニュートン力学の基礎的な問題が解けるようになる。

【授業概要(キーワード)】
ニュートン力学、問題演習

【科目の位置付け】
物理学全般の基礎となる専門科目。問題演習を中心とすることで「力学 I」と相補的な科目。

【授業計画】
・授業の方法
演習問題は事前に配布します。学生は予習をしておいて下さい。授業では最初に学生(希望者)が解答を書き、解説をします。その後教員が解説を行います。また、適宜小テストを行います。
・日程
基本的には力学 Iの講義の後を追っかけていく形で演習を進めていきます。
前期はNewton力学中心に行っていきます。なお、学生の理解状況によっては以下の日程の微調整が行われる可能性があります。

(第1回ー第2回)古典力学を学ぶための数学的準備
(第3回ー第4回)運動の記述(位置、速度、加速度)
(第5回ー第7回)運動方程式
(第8回ー第9回)運動量保存
(第10回ー第11回)力学的エネルギーの保存
(第12回ー第13回)中心力
(第14回)質点系の力学
(第15回)試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
演習内容をノートに筆記して内容の理解に努める。積極的に発表、質問する。
・授業時間外学習へのアドバイス
問題は予習をして疑問点を明らかにしておいて下さい。
小テストを数回行うので、復習のペースづくりに利用して下さい。

【成績の評価】
・基準
ニュートン力学の基礎的な問題が解けることが合格の基準です。
・方法
演習での発表(約10%)、小テストの点数(約50%)、および期末テストの点数(約50%)の合計をもって評点とする。

【テキスト・参考書】
参考書:「力学」 植松恒夫 学術図書出版社
参考書:「物理入門コース1 力学」 戸田盛和 岩波書店
参考書:「力学」 ランダウ、リフシッツ 東京図書
参考書:「古典力学 (上)、(下)」 ゴールドスタイン 吉岡書店

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