化学実験Ⅰ
 Practical Chemistry I
 担当教員:鵜浦 啓(UNOURA Kei),並河 英紀(NABIKA Hideki), 松井 淳(JUN Matsui)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実験
 開講対象:物質生命化学科  科目区分:必修科目 
【授業の目的】
化学実験の基礎を学習する。

【授業の到達目標】
専門分野の実験に必要な基本的な技術を修得する。また、実験データの取扱法、実験結果のまとめやそれに基づく考察をレポートに正しくまとめる手法を学習する。
実験ノートの記入方法について学習する。

【授業概要(キーワード)】
安全、実験の心得、定量分析、機器測定、レポート作成、実験ノート作成

【科目の位置付け】
実験室における危険性や安全な作業法、化学の研究に必要な基礎的知識を理解し、基本的な実験技術を身につけ、これを応用する能力と広範な化学分野で用いられている基礎的実験技術を修得する。(理学部物質生命化学科教育目標)

【授業計画】
・授業の方法
各テーマについて実験の概要、操作法、注意点をあらかじめ説明し、その後、個人あるいは数人の班毎に実験を実施する。実験終了後はレポート等を提出する。
・日程
第1回目 ガイダンス:実験の進め方
第2回目~第13回目 次のテーマの解説と実験
(1) 中和滴定の実験
(2) 酸化還元電位と化学電池
(3) 化学反応速度
第14回目 試験とまとめ
第15回目 試験答案返却と解説。実験器具等の後片付け


【学習の方法】
・受講のあり方
事前に実験操作を実験ノートにフローチャートにして記入し、それに基づいて実験を進めること。
・授業時間外学習へのアドバイス
配布する実験手引書に必ず目を通し、実験をフロースキームにまとめるなどしてくること。
実験結果および課題を実験ノートなどに速やかにまとめる。

【成績の評価】
・基準
実験の基本操作と原理を正しく理解し、レポートや実験ノートが正しく作成できることを合格の基準とする。
・方法
20点+実験ノート30点+レポート30点+期末テスト20点
ただし、実験ノートとレポートは両方の提出が必須。

【テキスト・参考書】
「テキスト」
テーマ毎に実験手引書をプリントし配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
実験の基本技術の修得はもちろんであるが、自分が行う実験によって、現象が解き明かされていくことの素晴しさを積極的に学んでほしい。
・オフィス・アワー
講義で指定する

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