生殖生物学
 Reproductive Biology
 担当教員:渡邉 明彦(WATANABE Akihiko)
 担当教員の所属:理学部理学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
発生生物学の基礎知識をもとに、生殖細胞の起源にはじまり初期発生にいたるまでの生殖に関するより高度な知識及び最新の研究情報について授業を行う。生殖生物学と社会との関わりについても学習する。
生殖は個体の始まりであり、個体の特性はその祖先から子孫へと生殖系列を通して連続して受け継がれる。したがって生殖という現象は私たちヒトを含めた生命の基幹をなすものであり、その高度な理解は将来選択する専門分野の違いに関わらず全ての学生に必要不可欠である。このような観点から本講義では、生殖に関する高度で且つ最新の知見について総合的に理解を深めることをねらいとする。

【授業の到達目標】
1. 最新の研究を含めた生殖生物学の全体像を理解できる。
2. 生殖生物学の研究法を解できる。

【授業概要(キーワード)】
動物、生殖、受精、配偶子形成

【科目の位置付け】
理学部生物学科のカリキュラムポリシーに準拠

【授業計画】
・授業の方法
PPT、資料プリント、DVDなどを用いた 講義
・日程
1、生殖生物学の歴史
2、3 生殖細胞の起源と生殖系列の成立
4、5性決定とその分子機構
6−8、配偶子形成とその分子機構
9、10卵成熟とその分子機構
11−15 受精研究の最前線


【学習の方法】
・受講のあり方
PPTで示した情報に加えて、口頭での情報をノートにメモすること。復習として、書籍、インターネットから更なる情報収集を心がけること。
・授業時間外学習へのアドバイス
既習の発生生物学の内容を理解しておくこと。
下記の参考書等を活用すること。
講義の内容をその日のうちに復習すること。

【成績の評価】
・基準
適宜レポートの提出を求める。
最終講義後に試験を行う。
・方法
レポート40点、記述試験60点 (総計100点満点)

【テキスト・参考書】
PPTで示した講義内容は全てプリントとして配布するのでそれをテキストとします。参考書:
1) 生殖細胞ー形態から分子へー:岡田益吉・長濱嘉孝 編著 共立出版 1996、2) 新編精子学:毛利秀雄・星元紀 監修 東京大学出版会 2006予定、3) 発生生物学 スコットFギルバート著(塩川光一郎他訳:トッパン;原著本あり) 4) 細胞の分子生物学(第4版) B. Blbert他著(中村、藤山訳:ニュートンプレス社)5)生殖生物学(東京大学出版会)

【その他】
・学生へのメッセージ
授業内容を記憶するだけでなく、参考書、論文、雑誌、新聞などから広く情報を収集し、理解を深めていくこと、講演会、実習会などに積極的に参加し自らの好奇心を満足させ、進んでいく姿勢が大切です。
・オフィス・アワー
授業開講日の16:30−17:30

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