地球史科学Ⅲ
 History of the Earth III
 担当教員:ジョルダン・リチャード・W.(JORDAN Richard W.)
 担当教員の所属:理学部地球環境学科
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:地球環境学科  科目区分:必修科目 
【授業の目的】
地球の生命の歴史と古生物学的な研究方法を学ぶ。いくつかの化石群集について、取り扱い方法と鑑定方法を学ぶ。古生物学の基本的なことについて学ぶ。特に、化石の進化、有用性や保存について学ぶ。いくつかの化石群集を紹介し、古生物学で使われているいくつかの研究方法を学ぶ。

【授業の到達目標】
(1) 地球の生命の進化と地球環境の変動との関係を理解し、説明できる。
(2) 化石の取扱方法と鑑定方法を身につける。
(3) 基本的な古生物学の研究方法を身につける。

【授業概要(キーワード)】
古生物学、進化、化石、絶滅、古環境

【科目の位置付け】
理学部のカリキュラム・ポリシー2に対応する科目です。地球環境学科の学習・教育目標のD-1に主体的に関与します。関連する科目は、地球史科学I、地球史科学II、地球史科学IV、地球史科学実験です。

【授業計画】
・授業の方法
授業:講義形式でプロジェクターを用い、授業を行う。必要があればプリントを配布する。
・日程
1 オリエンテーション
2 古生物学へのイントロダクション
3 命名法、分類学、模式種と模式地
4 保存
5 古生代の地質年代尺度の作成歴史
6 大量絶滅
7 隔離説: 島々とサイズ変化
8 進化のイントロダクション
9 進化の例I: 海の生物から大陸の生物へ
10 進化の例II: 爬虫類(単弓類)
11 進化の例III: 爬虫類(双弓類)
12 進化の例IV: 飛行
13 進化の例V: 海に戻る(爬虫類)
14 進化の例VI: 海に戻る(ほ乳類)
15 進化の例VII:霊長類


【学習の方法】
・受講のあり方
授業:講義内容は必要に応じてノートに筆記する。講義の終わりに講義内容に関する小テストを実施する。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業:時間があれば上記のトピックスについて、毎週勉強して下さい。講義に集中すること。
授業:古生物学的なテーマで卒業研究をしたい人は、この講義に熱心に参加して下さい。

【成績の評価】
・基準
地球の生命の進化と地球環境の変動との関係似ついて適切に説明できること、化石の利用、基本的な古生物学の研究方法似ついて正しく理解していることを合格の基準とします。
・方法
小テスト 100点
計 100点

【テキスト・参考書】
学術用語集(地学)文部省

【その他】
・学生へのメッセージ
この授業では古生物学の基本的なことについて学習します。化石は堆積物に含まれており、年代測定や層序学や古環境についての学習には、化石についての知識が必要となります。また、大型化石を研究することによって生物進化を理解することができます。
化石は地層の時代を決定したり、昔の環境を復元するのに重要な道具の1つです。どんな専門分野でも、基本的な化石群集は非常に重要な情報であり、より正確な研究結果が得られます。
・オフィス・アワー
授業の後

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