地球史科学実験
 History of the Earth Practice
 担当教員:ジョルダン・リチャード・W. (JORDAN Richard W.)
 担当教員の所属:理学部地球環境学科
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:実習
 開講対象:地球環境学科  科目区分:必修科目 
【授業の目的】
地球の化石の研究方法を学ぶ。いくつかの化石群集について、取り扱い方法と鑑定方法を学ぶ。

【授業の到達目標】
(1) 古生物学における珪藻、有孔虫と貝殻の役割について理解し、説明できる。
(2) 化石の採取方法と観察方法を身につける。
(3) 基本的な古生物学の研究方法を理解し、説明できる。
(4) 様々な化石グループを分類できる。

【授業概要(キーワード)】
古生物学、化石、珪藻、有孔虫、貝殻

【科目の位置付け】
理学部のカリキュラム・ポリシー2に対応する科目です。地球環境学科の学習・教育目標のD-1、Hに主体的に関与します。関連する科目は、地球史科学I、地球史科学II、地球史科学III、地球史科学IVです。

【授業計画】
・授業の方法
珪藻・有孔虫・貝殻についての説明があります。その後、化石を観察し(実体顕微鏡・光学顕微鏡・電子顕微鏡で)、分類・形態・古環境についてを学ぶ。
・日程
1 ガイダンス(古生物学実習について)
2 有孔虫
3-5 有孔虫と珪藻について
・堆積物から有孔虫を採取する方法
・電子顕微鏡での珪藻の観察
・光学顕微鏡での珪藻の観察
6 植物プランクトンと微化石
7-9 微化石について
・生層序学について
・珪藻による古生態復元
・有孔虫の分類
10 大型化石
11-12 珪藻の分裂について
・珪藻による古環境復元
・アンモナイトの観察
・動物の骨の観察
13 軟体動物
14 貝殻を計る(グループ作業)
15 貝殻の計測データ(グループの発表)

【学習の方法】
・受講のあり方
集中して授業・実習に臨んでください。実習をする際には貴重な試料を使用するので、丁寧に扱って下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
様々な生物についての説明および研究に用いるための処理の仕方などを実習を通して学んでもらいます。実際にどのような研究が行われているのか調べてみてください。

【成績の評価】
・基準
珪藻、有孔虫と貝殻の役割について正しく理解していること、採取方法と観察方法を身につけること、基本的な古生物学の研究方法について正しく理解しことを合格の基準とします。
・方法
小テスト、レポート 60点
提出物 40点
計 100点

【テキスト・参考書】
毎週、資料を配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
この授業・実習を通して、古生物を研究する事の楽しさに触れてみて下さい。
・オフィス・アワー
実習の後

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