物質循環科学Ⅱ
 Earth Material Cycles II
 担当教員:柳澤 文孝(YANAGISAWA Fumitaka)
 担当教員の所属:理学部地球環境学科
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:地球環境学科  科目区分:必修科目 
【授業の目的】
現在の地球環境は地球温暖化・酸性雨・オゾン層破壊・地下水汚染・海洋汚染・河川汚染・熱帯林の減少・砂漠化・人口爆発などたくさんの問題を抱えている。環境問題の中からいくつかのテーマについて講義する。

【授業の到達目標】
この授業では、地球科学の基礎的な知識を修得し、それを問題解決に応用しうる能力を身につけることを目標とする。中でも、地球の物質循環や動態に関する基礎知識とその応用する能力を身につけることを目標とする。具体的には、
1)エネルギー問題について理解し,説明できる
2)地球温暖化について理解し,説明できる
3)沙漠化について理解し,説明できる
4)酸性雨が生じている原因についての理解し,説明できる

【授業概要(キーワード)】
エネルギー問題、地球温暖化、沙漠化、黄砂、酸性雨、大気汚染

【科目の位置付け】
「物質循環科学I」の受講を踏まえ,より応用的な知識の修得を目指す。学習・教育目標D(地球環境学の基礎的な知識を修得し,それを問題解決に応用しうる能力),中でも学習・教育目標D-2(地球の物質循環や動態に関する基礎知識とその応用)に主体的に関与する。

【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントやビデオを使って視覚にうったえる講義を行う。
・日程
最初の授業の際に周知する。主な講義項目は以下の通りである。
1 ガイダンス
2 エネルギー問題
3 地球温暖化:地球温暖化とは
4 地球温暖化:地球温暖化の証拠
5 地球温暖化:地球温暖化の影響
6 地球温暖化:地球温暖化の防止策
7 沙漠と沙漠化:沙漠の定義
8 沙漠と沙漠化:沙漠化
9 沙漠と沙漠化:黄砂現象
10 酸性雨: 酸性雨の定義
11 酸性雨:欧米の酸性雨
12 酸性雨:アジアと日本の酸性雨
13 酸性雨:蔵王の樹氷の汚染
14 授業のまとめ
15 授業アンケートへの回答
授業時間外学習として、授業に関連した課題を出す。

【学習の方法】
・受講のあり方
最初の授業の際に周知する。
・授業時間外学習へのアドバイス
最初の授業の際に周知する。

【成績の評価】
・基準
地球の物質循環や動態に関する基礎的な事項を理解し、説明できるようになっていることを合格の基準とします。なお、基礎的な事項とは(1)エネルギー問題、(2)地球温暖化、(3)沙漠化、(4)酸性雨が生じている原因についてである。
・方法
目標(1)から目標(4)までの到達度は試験(100%)によって評価する。 なお、試験前までの欠席が5回以上の者は試験を受けることができない。目標(1)から目標(4)までの割合は、それぞれ25%である。

【テキスト・参考書】
最初の授業の際に周知する。
山形大学地球環境研究会 (1995) 検証・ヒトが招いた地球の危機-データが示す人類環境の現状, 講談社, ブルーバックス, B1101
酒井均・松久幸敬(1996)安定同位体地球化学,東京大学出版会

【その他】
・学生へのメッセージ
身近な環境問題に関心を持ってほしい。
・オフィス・アワー
在室の際はいつでも結構です。

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