地球環境学デザイン法Ⅱ
 Design of Earth Science Research II
 担当教員:地球環境学科全教員
 担当教員の所属:理学部地球環境学科
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:地球環境学科  科目区分:必修科目 
【授業の目的】
地球環境学の基礎を学んだ上で、専門分野について自ら研究することで,問題を解決する能力を身につける.地球環境学に関連する特定の事象について,卒業研究を行うための基礎的知識,および実験や野外調査のデザイン法を指導教員のもとで習得する.

【授業の到達目標】
具体的な目標を以下に記す.
(1)自主的かつ計画的に作業・研究をデザインして実行し,まとめる能力を身につける.
(2)野外調査や実験・分析方法を修得する.
(3)調査・分析などの結果を解析し,卒業研究へ向けて発展させる能力を身につける.上級生の卒論発表を聴講し,レポートにまとめる.
(4)調査・分析などの結果をまとめ,口頭発表能力,コミュニケーション能力を身につける.その成果を学期末に口頭発表する.

【科目の位置付け】
理学部のカリキュラム・ポリシー3に、ディプロマ・ポリシー3に対応する.地球環境学科の学習・教育目標G(目的達成のため自主的かつ継続的に学習できる能力)に主体的に関与し,学習・教育目標F-1(日本語による論理的な記述力・口頭発表能力・討論等のコミュニケーション),H(与えられた制約条件の下で計画的に作業・研究を進め、まとめる能力),およびI(多様な野外調査方法の修得と調査結果の総合的解析)に関与する.

【授業計画】
・授業の方法
指導教員と相談の上,課題に取り組む.
・日程
3年生の夏休み前に各研究室に分属し,指導教員と相談して研究課題を決める.
研究課題を行う上で必要な手法を学び,野外調査や実験・分析をデザインして実行する.1月下旬.2月中旬にその成果を口頭発表する. 日程が許せば,研究のお手本となる各種催事(博論・修論公聴会や学術講演会等)への参加を義務づけることもある. なお,3年生の間は仮分属であり,相応の理由があれば4年進級時に研究室を変更できる.また、これらの課題完成に向けた学習には授業時間外学習が含まれる.

【学習の方法】
・受講のあり方
指導教員と相談の上,課題に取り組む.
・授業時間外学習へのアドバイス
指導教員と相談の上,課題に取り組む.

【成績の評価】
・基準
卒業研究の基礎となる研究手法が習得できているかどうか,あるいは実験・調査が適切にデザインされ実行されているかどうか,その成果を簡潔に口頭発表できるかどうかを評価基準とする.
・方法
実験・調査を実施した内容(目標(1).(3)に相当する部分を75%)と口頭発表(目標(4)に相当する部分を25%)で評価する.

【テキスト・参考書】
指導教員から指示される.

【その他】
・学生へのメッセージ
卒業研究に向けて,研究の世界に踏み込む第一歩である.
卒業研究を履修できるのは,3年次終了までに次の条件を満たしている者に限る.
ア 本学に3年以上在学していること.
イ 基盤教育科目及び専門教育科目を合わせて100単位以上修得していること.
ウ 「地球環境学研究法I」及び「地球環境学研究法II」を修得していること.
したがって,この授業の単位を修得しないと卒業研究に取りかかれない.
連絡先:教務厚生委員

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