理科の教材分析B
 Study of teaching materials for science B
 担当教員:本木 康夫(MOTOKI Yasuo)
 担当教員の所属:理学部非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義・演習
 開講対象:全学科  科目区分:教職科目 
【授業の目的】
中学校学習指導要領(理科)の学習と中学校理科(生命・地球)の教科書研究を並行して行うことで、それぞれの理解を深める。

【授業の到達目標】
教材開発や模擬授業を通して教科の理解を深め、教材分析・開発する力と授業づくりの基礎を身につける。

【授業概要(キーワード)】
理科(生命・地球)、教材

【科目の位置付け】
教科の理解を深め、自ら教材開発、模擬授業できる能力を養うものである。

【授業計画】
・授業の方法
中学校理科指導要領の学習(理科)の学習と中学校理科(生命・地球)の教科書・教材の研究を行い、具体的なテーマを設定し、教材開発と模擬授業を行う。
・日程
1)ガイダンス(身近な自然の捉え方と教材分析、模擬授業の説明を含む)
2)中学校学習指導要領(理科)の概説
3)「植物の生活と種類①」:教科書・教材の研究
4)「植物の生活と種類②」:教科書・教材の研究 指導法の研究と指導案の作成
5)「植物の生活と種類①②」:模擬授業の実施・分析
6)「動物の仲間」:教科書・教材の研究 指導法の研究と指導案の作成
7)「動物の仲間」:模擬授業の実施と分析
8)「天気の変化」:教科書・教材の研究 指導法の研究と指導案の作成
9)「天気の変化」:模擬授業の実施・分析
10)「生命の連続性」:教科書・教材の研究 指導法の研究と指導案の作成
11)「生命の連続性」:模擬授業の実施・分析
12)「天体の動きと地球の自転・公転」:教科書・教材の研究 指導法の研究
13)「天体の動きと地球の自転・公転」:確認問題
14)「生物と環境」:教科書・教材の分析
15)「自然と人間」:教材観及び指導観づくり

【学習の方法】
・受講のあり方
すべての講義に出席すること。ただし、欠席せざるを得ない場合は、事前に欠席届を提出すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
身の回りの自然の変化や生物や生物同士の関わり合い、科学ニュースなどについて目を配り教材として活用できるものはないかと探し出すこと。

【成績の評価】
・基準
教科の理解を深め、身近な自然の事象を捉えた教材分析及び教材について説明でき、毎回の授業に積極的に参加できていることが合格の基準です。
・方法
試験及び授業内提出物(指導案含む)60点、教材研究及び模擬授業(質問・意見含む)40点

【テキスト・参考書】
参考書:小学校学習指導要領解説 理科編
中学校学習指導要領解説 理科編
中学校理科教科書(1年、2年、3年)

【その他】
・学生へのメッセージ
自然の不思議さに目を向ける習慣を持ち、そのことを素材にした課題づくりができること。

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