【授業の目的】
医学の基礎知識として必要となる、化学、生物学及び物理学について、「医学教育における準備教育モデル・コア・カリキュラム」(平成13年3月:医学における教育プログラム研究・開発事業委員会)に準じて指導する。 生物学・物理学・化学の理科について学ぶ。特に高校で履修できていない科目についての苦手意識をなくするとともに、専門教育に進んで医学を学ぶ際に必要な基礎学力を身に付ける。履修方法は、次のとおりとする。 ○化学は必修 ○生物学又は物理学は選択必修(高校時に「生物」・「物理」から履修しなかった方を選択する。)
【授業の到達目標】
物理現象と物質の性質、物質間の相互作用に関する基本法則を説明できる。 物質の成り立ち、原子・分子、化学結合、化合物などを説明できる。 生命現象の物質的基礎、細胞、個体、個体の適応・進化と個体間の相互関係を理解できる
【科目の位置付け】
医学基礎教育科目
【授業計画】
・授業の方法
・日程
4月12日~5月11日の期間 ①パートA:医学を学ぶための化学(加藤 良清)水曜日5・6校時(13:00~14:50)木曜日 1・2・3・4校時(8:30~12:00) ② パートB:医学を学ぶための生物学(斧 秀勇) 水曜日 7・8校時(14:50~16:30),木曜日 5・6・7・8校時(13:00~16:30) パートC:医学を学ぶための物理学(鈴木 秀明)水曜日 7・8校時(14:50~16:30),木曜日 5・6・7・8校時(13:00~16:30) ※ ①は必修。②は高校時に履修していないパートを受講。
【学習の方法】
・受講のあり方
指定された教科書・参考書、授業時に配られたプリントなどを中心に講義を受ける。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業日数が限られている中で、医学に必要となる基礎知識を身に付けることをねらいとしている。特に高校時に履修していない科目を週1回半年間という限られた期間で学ぶため、予習や復習等の自己学習が必須である。
【成績の評価】
・基準
パートごとに試験を行い、それぞれ60点以上を合格とする。なお、各パートで授業回数の4分の3以上の出席がなければ、定期試験を受けることができない。
・方法
パートA~Cのいずれか1科目でも不合格の場合は、全体の単位が認定されないので、それぞれの試験で合格点に達する必要がある。
【テキスト・参考書】
○テキスト 化 学:乾利成、中原昭次、山内脩、吉川要三郎、共著「改訂 化学 ―物質の構造、性質および反応―」(化学同人 ISBN 9784-7598-0018)を使用するので、各自購入が必要。 物理学:「生命科学のための基礎シリーズ物理」(実教出版)を使用するので、各自購入が必要。 その他講義の中で適宜指示する。 ○参考書 生物学:「ダイナミックワイド図説生物 総合版」(東京書籍)
【その他】
・学生へのメッセージ
単に暗記ではなく、その原理から理解することにより科学的な考え方を養う場とする。
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