【授業の目的】
基礎薬理学 1.生体と薬物の相互作用を理解することが重要である。即ち、生体内に入った薬物がどのように生体の機能に影響を与えるのか(薬力学:薬→生体)、また生体がどのようにして薬物を吸収し、さらに体外異物として認識した薬物をどのように処理するのか(薬物動態学:生体→薬)、についてしっかりと理解する。 2.生体機能の調節に重要な役割を演じている自律神経系の生理的な働きを学習し、それらを修飾することによって機能を発揮する薬物について理解する。 3.循環器系および中枢神経系に作用する薬物を中心に薬理作用について理解する。
【授業の到達目標】
将来、臨床の場においてより良い薬物治療を行うことが出来るようになるために、薬理作用の基礎および薬物の体内動態をしっかりと理解する。
【科目の位置付け】
臨床における薬物療法のもととなる薬理学の基礎について学ぶ。
【授業計画】
・授業の方法
以下の授業内容について講義を行う。授業計画の確定版は8月29日の講義の際に配布する。
・日程
講義時間 平成29年 月曜日 8:30 〜10:10、10:20〜12:00 9月11日 薬理学総論 9月 25日 自律神経薬理学総論・コリン作動薬 10月2日 コリン作動薬・拮抗薬 10月16日 コリン拮抗薬、アドレナリン作動薬 10月23日 アドレナリン作動薬・拮抗薬 10月30日 薬物動態学(吸収、分布、代謝、排泄) 11月 6日 薬力学 11月13日 循環器系の薬理学 ①② 11月20日 循環器系の薬理学 ③④ 11月27日 特別講義 抗炎症薬 富山大学 服部裕一 教授
講義時間 平成30年 月曜日・水曜日 10:20〜12:00、13:00〜14:40 1月15日 循環器系の薬理学 ⑤⑥ 1月17日 呼吸器系の薬理学、消化器系の薬理学 1月22日 特別講義 カルシウムによる細胞機能制御 日本大学 飯野正光 教授 1月24日 中枢神経系の薬理学 ①② 1月29日 特別講義 心臓の興奮性 大分大学 小野克重 教授 1月31日 中枢神経系の薬理学 ③④ 2月 5日 中枢神経系の薬理学 ⑤⑥ 2月 7日 抗腫瘍薬 実習:平成29年12月4日(月)、6日(水)、7日(木)、11日(月)、13日(水)14日(木) 1.薬物・受容体反応の特異性 モルモット盲腸紐を用いて、自律神経伝達物質の受容体に対する作動薬・拮抗薬の作用を検討する。 2.薬物の排泄 学生諸君がアスピリン(常用量)を服用し、その代謝物の尿中への排泄に及ぼす尿pHの影響を検討する。
【学習の方法】
・受講のあり方
以下の項目は代表ページ40220に記載
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
・方法
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