局所解剖・画像診断特論
 Theory of regional anatomy and diagnostic imaging
 担当教員:細矢 貴亮(HOSOYA Takaaki), 医学科教員
 担当教員の所属:医学部医学科
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必須 
【授業の目的】
肉眼解剖の講義、実習の記憶が新しい時期に臨床で多用されるCT、MRI等の画像との関係、また、臨床各科でポイントとなる医療行為(検査、手術等)の「さわり」の部分を紹介する。

【授業の到達目標】
医療行為に係わる局所の解剖を、実際の手技と合わせてCTやMRIなどの画像で理解することができる。

【授業概要(キーワード)】
画像解剖、CT、MRI

【科目の位置付け】
臨床科横断的

【授業計画】
・授業の方法
おおむね前半を画像医学講座で担当し、後半を臨床各講座で担当する。
・日程
9月~12月の木曜日1.2校時に講義を行う。ただし12月は金曜日1.2校時に開講する。
 9月14日(木) 画像診断法の基礎-1(X線、CT)齊藤晋太郎
 9月21日(木) 画像診断法の基礎-2(MRI-1)小林篤紀
 9月28日(木) 画像診断法の基礎-3(MRI-2)小林篤紀
10月 5日(木) 頭部(脳) 髄膜、脳葉の区分、血管解剖 鹿戸将史、脳神経外科
10月12日(木) 鎖骨~頭蓋底 咽頭・喉頭、甲状腺、気管切開、鎖骨下動脈 鹿戸将史、耳鼻咽喉科
10月19日(木) 胸部(肺)気管支と動静脈、肺の区分、CT解剖 渡會文果、第二外科
10月26日(木) 胸部(縦隔)大血管のCT解剖、縦隔の区分 渡會文果、第二外科
11月 2日(木) 消化管・腹膜 消化管と腹膜の解剖(腹水) 豊口裕樹、第二内科
11月 9日(木) 肝胆膵 臓器解剖、簡単な血管解剖 桐井一邦、第一外科
11月16日(木) 後腹膜腔 腎・副腎と後腹膜腔の解剖 豊口裕樹、泌尿器科
11月30日(木) 骨盤 女性器のCT・MRI解剖 齊藤晋太郎、産婦人科
12月 1日(金) 四肢・運動器 骨(皮質と髄質)と関節の画像解剖 平賀利匡、整形外科
12月 8日(金) 予備
12月15日(金) 試験

【学習の方法】
・受講のあり方
臨床にける検査や手術などを理解するために必要な基本的局所解剖について,画像を基にして学習する.
・授業時間外学習へのアドバイス
文字ではなく視覚を通して人間の立体的構造を理解することが必要である。まさに百聞は一見にしかずであり、見ることがすべて経験として将来に生かされる。

【成績の評価】
・基準
筆記試験:100点満点
・方法
筆記試験により講義内容について解剖と関連する臨床的知識を評価する.100点満点とし,60点以上を合格とする.

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