【授業の目的】
眼・視覚系の構造と機能を理解し、主な眼・視覚系の疾患の病態、疫学、診断と治療について学ぶ。 感覚器疾患を理解する上での基礎的事項(解剖、生理)および臨床的事項(病態、検査、治療)についての集中講義を行う。
【授業の到達目標】
視覚病態学分野:視覚病態学分野における目標達成のための講義を行う。 すなわち、眼・視覚系の構造と機能を理解し、眼・視覚系疾患の症候、病態、診断と治療を理解することができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
感覚器疾患、眼科学
【科目の位置付け】
臨床医学に必要となる基礎理論を習得する。また全身性疾患学:外科系(眼科)を通して診断や治療に必要な知識を習得する。
【授業計画】
・授業の方法
2週間にわたり、耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野、および視覚病態学分野の教官による集中講義を行う。各講義時に配布される講義資料に基づいて、主にPCプレゼンテーションを中心に講義が行われる。また適宜ビデオやDVDなどAVを利用する。
・日程
2週間にわたり、視覚病態学分野、耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野の教官による集中系統講義を行う。 視覚病態学分野の主な講義項目は、眼科総論、構造、機能、症候、検査、眼光学と屈折、角・結膜疾患、緑内障、網膜・硝子体疾患、眼瞼疾患、眼窩疾患、ぶどう膜炎、眼腫瘍学、全身疾患と眼、眼科救急疾患、眼科治療総論である。
【学習の方法】
・受講のあり方
講義には積極的な学習参加を期待する。また両分野ともに、扱う範囲が複雑でありまた広汎であるために、授業のみでは全ての範囲を網羅することは不可能である。講義と講義時の配付資料だけを学習するのみではなく、授業で取り上げなかった関連分野についても、推薦教科書等を使用しての自学自習が必須である。
・授業時間外学習へのアドバイス
事前に講義関連項目を、教科書等を用いて予習しておくと内容がより理解しやすい。 講義の内容、講義時の配付資料の再確認と、授業で取り上げなかった関連分野の教科書等による自学自習が望ましい。
【成績の評価】
・基準
毎回講義の出席をチェックする。講義の出席率、筆記試験の成績により総合的に評価するが、講義への出席率が2/3に満たない場合は評価しない。
・方法
各分野ごとに筆記試験を行う。詳細な日程は後日通知する
【テキスト・参考書】
視覚病態学分野:標準眼科学(医学書院)、現代の眼科学(金原出版)、眼科学(文光堂)
【その他】
・学生へのメッセージ
質問があれば、授業終了時に教官に積極的に質問してください。授業後も、研究室に来ていただければどんな質問でも丁寧にお答えしますので遠慮せずに訪問して下さい。 授業中の私語や携帯電話によるメールは厳禁です。また遅刻や授業途中での退室は、出席と認めない場合もあります。 基礎的な知識として、解剖・生理は教科書で予習した方が授業内容がよく理解できると思います。
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