社会医学・医療学(公衆衛生)
 Public Health
 担当教員:川崎 良(Kawasaki Ryo),邵 力(SHAO Li)
 担当教員の所属:医学部医学科
 開講学年:3・4年  開講学期:前期  単位数:5単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修  
【授業の目的】
保健統計、疫学、疾病予防、生活習慣病、保健・医療・福祉・介護の諸制度
授業形式で上記のテーマについて学んだ上で、課題探求型の実習により理解を深める。

【授業の到達目標】
1)主な保健統計の意義と現状とそれに必要な基礎的統計手法について説明ができる。
2)疫学の方法論について説明ができる。
3)疾病予防の原理と具体的方法とその評価法について説明ができる。
4)生活習慣病の概念、病態、予防について説明ができる。
5)保健・医療・福祉・介護に関する制度について説明ができる。

【授業概要(キーワード)】
テーマに同じ

【科目の位置付け】
必修

【授業計画】
・授業の方法
対話を重視した講義形式のほか、グループ実習を行う。実習は、10のテーマごとのグループに分かれ、教員がチューターとなってチュートリアル形式で実施する。また、高齢者保健、衛生行政・感染症対策、国際保健、精神保健、がんの1次予防・2次予防、がんの記述疫学・がん登録、循環器疫学などについては各分野専門の非常勤講師に講義をお願いしてある。
・日程
4月4日から7月14日までの前期に講義・実習を行う。

4月 4日 火 7-8 総論Ⅴ/川崎
4月11日 火 7-8 総論Ⅵ/川崎
4月18日 火 7-8 精神保健/国立精神・神経センター精神保健研究所・鈴木友理子先生
4月25日 火 7-8 循環器の疫学/東北大学東北メディカルメガバンク機構教授・寳澤篤先生
5月 2日 火 7-8 高齢者保健/福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座教授・安村誠司先生
5月 9日 火 5-6 社会保障/医療政策学講座教授・村上正泰先生
       7-8 国際保健/福島県立医科大学総合科学教育研究センター教授・後藤あや先生
5月23日 火 5-8 公衆衛生と行政/国立研究開発法人日本医療研究開発機構研究総括役・泉陽子先生
5月26日 金 1-2 医療政策・医療経済/医療政策学講座教授・村上正泰先生
       3-4 感染症対策・衛生行政/山形県健康福祉部医療統括監・阿彦忠之先生
5月30日 火 5-6 分子疫学/邵
    7-8 がんの記述疫学・がん登録/国立がん研究センター全国がん登録分析室室長・柴田亜希子先生  
6月 2日 金 1-4 グループ実習 オリエンテーション    
6月 6日 火 5-8 グループ実習1  
6月 8日 木 5-8 グループ実習2  
       
6月 9日 金 1-4 グループ実習3    
6月13日 火 5-8 がんの疫学と予防/国立がん研究センター社会と健康研究センターセンター長・津金昌一郎先生
6月15日 木 5-8 グループ実習4  
6月16日 金 1-4 グループ実習5 中間発表
6月27日 火 5-8 グループ実習6  
6月29日 木 1-4 グループ実習7  
       5-8 グループ実習8  
7月 7日 金 1-4 グループ実習9    
7月11日 火 5-8 グループ実習10  
7月14日 金 1-4 グループ実習11 発表会




【学習の方法】
・受講のあり方
講義、実習を問わず積極性が重んじられる。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で興味のあった事項についてインターネットや図書館を利用して理解を深めてほしい。

【成績の評価】
・基準
試験およびグループ実習 発表、報告書による(出席が3/4に満たない者は受験資格がないことに留意)。
・方法
60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
2016・17年版 図説国民衛生の動向(厚生統計協会)
標準公衆衛生・社会医学(医学書院)

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