全身性疾患学・外科系(脳外)
 Neurosurgery
 担当教員:園田順彦(SONODA Yukihiko),小久保 安昭(KOKUBO Yasuaki),松田憲一朗(MATSUDA Kenichiro),伊藤美以子(ITO Miiko)、山田裕樹(YAMADA Yuki)
 担当教員の所属:医学部医学科
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:11単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修  
【授業の目的】
脳腫瘍学、脳血管障害学、頭部外傷学、機能的脳神経外科学、小児脳神経外科学を中心とした脳神経外科学全般。
脳科学の最新の進歩を基にして講義を行うが、基本的には人間が人間たる所以である脳や脊髄及び末梢神経に生じる器質的疾患を診断し、外科的に治療する領域である。臨床的には、脳腫瘍、脳血管障害(脳卒中)、外傷、奇形、機能異常、感染症、脊髄・脊椎・末梢神経疾患等の疾患を扱う。
講義では、これらの疾病の診断、治療を行う上で、如何に最新のneuroscienceに基づいて物事を考え、neuroscienceを駆使しているかを学ぶことを眼目とする。基礎医学で学んだ知識の整理が不可欠である。

【授業の到達目標】
脳腫瘍学、脳血管障害学、頭部外傷学、機能的脳神経外科学、小児脳神経外科学、を中心とした脳神経外科学全般に関する知識の習得ができる

【授業概要(キーワード)】
脳腫瘍学、脳卒中学、頭部外傷学、小児脳神経外科学、機能的脳神経外科学

【科目の位置付け】
脳神経外科領域における診断や診療に必要になる実践的な知識の習得を目指すものである

【授業計画】
・授業の方法
各テーマ別に、プリント・スライドを中心とした授業
・日程
<テーマ>
脳脊髄腫瘍(悪性脳腫瘍、良性脳腫瘍、間脳下垂体腫瘍)
脳血管障害(くも膜下出血、脳出血)
頭部外傷
脳血管障害(脳脊髄梗塞、TIA、リハビリテーション)
機能的脳神経外科(顔面けいれん、三叉神経痛、パーキンソン病、てんかん)
先天奇形、水頭症、二分脊椎
脊髄・脊椎疾患
特別講義

【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に講義に臨み、脳腫瘍学、脳血管障害学、頭部外傷学、小児脳神経外科学、機能的脳神経外科学に関する知識を習得し、臨床に役立つよう心がける
・授業時間外学習へのアドバイス
脳腫瘍学、脳血管障害学、頭部外傷学、小児脳神経外科学、機能的脳神経外科学等に関連する解剖など基礎的事項および診断治療について予習しておく
授業ノートやプリントおよび教科書や参考図書等で知識の整理を行う.実際の実習で習得した教科書等には記載されていない重要事項を整理する

【成績の評価】
・基準
脳腫瘍学、脳血管障害学、頭部外傷学、小児脳神経外科学、機能的脳神経外科学等に関する、基本的な概念、診断、治療についての正しく理解していることを合格の基準とします。
・方法
出欠状況、筆記試験(マークシート)により行う.

【テキスト・参考書】
脳神経外科(金芳堂)、脳神経外科手術のための解剖学(MEDICAL VIEW)、臨床のための脳局所解剖学(中外医学社)、臨床のための神経機能解剖学(中外医学社)、ベッドサイドの神経の診かた(南山堂)

【その他】
・学生へのメッセージ
単に受け身でなく積極的に講義に参加し、生きた知識を習得してください。
・オフィス・アワー
9:00-17:00(医局:内線5349)
e-mail:nouge@mws.id.yamagata-u.ac.jp

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