【授業の目的】
ベッドサイド教育を通して、循環器内科学,呼吸器内科学,腎臓膠原病内科学を中心とした臨床内科学全般の理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
1. 内科疾患患者の医療面接、身体診察を実施できる。 2. 循環器疾患・呼吸器疾患・腎疾患・膠原病の検査法を説明できる。 3. 循環器疾患・呼吸器疾患・腎疾患・膠原病の標準的治療法を説明できる。
【授業概要(キーワード)】
循環器内科学,呼吸器内科学,腎臓膠原病内科学
【科目の位置付け】
5~6人毎のグループに分かれ、外来及び入院患者についての臨床実習やベッドサイド教育を通して、講義で修得した医学知識を実際の臨床の場で確認応用する。担当症例の診察を通して、医学知識、臨床推論法、診察技術、態度などの臨床能力を身につける。
【授業計画】
・授業の方法
第4学年は見学型臨床実習を行い、第5学年の参加型臨床実習では、それまでの臨床実習をさらに発展させて実際の診療にも積極的に参加してもらう。
・日程
【第1週】 オリエンテーション、心臓カテーテル検査、心エコー、トレッドミル、心電図研修、心筋シンチ、気管支鏡検査、症例検討会 【第2週】 経食道心エコー、精密肺機能、腎生検、担当症例の発表と口頭試問
【学習の方法】
・受講のあり方
循環器内科、呼吸器内科、腎臓膠原病内科領域の医学知識を臨場感をもって習得する。外来や入院患者における診療ならびに複数の指導医による講義と実習が中心となる。講義によって習得した医学的知識を整理し、病歴や現症のとりかたや診療録の記載のしかたをマスターするとともに、診断と治療の経過を十分に理解すること。不明な点は積極的に担当教官に質問する。
・授業時間外学習へのアドバイス
教科書や参考図書等により該当疾患・項目の概略や基本手技について把握しておく。 実習にて経験した項目や疑問点について、授業ノート、教科書、参考図書を用いて確認し、知識の整理を行う。
【成績の評価】
・基準
試験、臨床実習レポート、実習参加状況、講議出席回数等により評価する。
・方法
臨床実習のレポートおよび卒業試験により評価する。100点満点で60点以上を合格とする。出席回数が3/4に満たないものは受験資格を与えない。
【テキスト・参考書】
吉利内科診断学(金芳堂) 内科学(杉本恒明, 小俣政男編集, 朝倉書店) 内科学(黒川清、松澤祐次編集、分光堂) Cecil Textbook of Medicine (Bennett JC, Plum G eds, WB Saunders) Heart Disease. A Textbook of Cardiovascular Medicine (Braunwald E ed, WB Saunders) Textbook of Respiratory Medicine (Murray JF and Nadel JA eds, WB Saunders) The Kidney (Brenner BM ed, WB Saunders) Arthritis and Allied Conditions (Koopman WJ, Moreland LW eds, LW&W)
【その他】
・学生へのメッセージ
臨床実習では、医学知識や技術の確認取得もさることながら、医療面接や診断治療の流れなどを通して、患者さんや他の医療職との接し方を学ぶ重要な機会です。
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