【授業の目的】
実際の診療を通して泌尿器科疾患の診断,治療を理解する. 臨床実習での経験を通して基本的泌尿器科疾患の診断・治療についてより深く理解することを目的とする。 基本的泌尿器科手技を体験し、習得することを目的とする。
【授業の到達目標】
(1) 基本的泌尿器科手技を実施できる。 (2) 泌尿器科手術に参加できる。 (3) 泌尿器科外来診療に参加できる。 (4) 泌尿器科診療に関する会議に参加できる。 (5) 診療に関する会議で担当患者のプレゼンテーションができる。 (6) 担当患者とコミュニケートできる。 (7) 担当患者について指導医に相談できる。 (8) 抄読会でプレゼンテーションできる。
【授業概要(キーワード)】
泌尿器科疾患 泌尿器科検査 診断 治療
【科目の位置付け】
臨床での診断治療の実際について学ぶことで,医師として働く基本を学ぶ.
【授業計画】
・授業の方法
月曜から金曜までの連日の実習である.
・日程
1.BSL, CCS共通: 月曜 術前カンファレンス,手術, 火曜 抄読会 外来 術後カンファレンス, 木曜 総回診,外来, 金曜 手術.不定期で泌尿器科学会,研究会参加.月曜,火曜,水曜,木曜,金曜、病棟回診. 2.BSL: 第2週 月曜日に抄読会,水曜日に済生館での尿路結石実習. 3.CCS: 毎週 水曜日,木曜日SGT 合計 10回,毎週火曜日、木曜日外来手技実習,毎週月曜日,金曜日手術手技実習 .
【学習の方法】
・受講のあり方
責任ある態度で,すべての実習に対し積極的に取り組むこと.
・授業時間外学習へのアドバイス
腎尿路系コース,生殖器コースの泌尿器科領域に関係する部分を復習しておくこと.
【成績の評価】
・基準
担当症例について適切に記載されたレポートが提出されていること。 実習の出席日数が足りていること。 指導医により実習態度が適切であると認められること。
・方法
実習なので出席は必須です.BSLはレポートより評価.抄読会のプレゼンテーションも評価します。CCSはTaskの達成度等により総合的に評価します.
【テキスト・参考書】
New泌尿器科(南江堂) 標準泌尿器科(医学書院) General Urolooggy (Lange-Maruzen)
【その他】
・学生へのメッセージ
BSLでは2週間という期間のため,少し難しいかもしれませんが,泌尿器科は診断から治療まで単科で行う診療科です.しかも,全身管理が必要になりますので,外来の初診から,診断,入院,手術,退院までのプロセスを学んでください. 清潔な服装,身だしなみには当然ながら気をつけること.言葉遣いも,教員,コメディカル,患者さんに対して失礼なことのないように配慮すること.
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