耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の疾患の診断と治療について学ぶ。
聴覚障害、平衡障害、味覚嗅覚障害、音声言語障害、嚥下障害等、耳鼻咽喉・頭頸部疾患に関連する特有な機能障害・身体障害について学ぶ
耳鼻咽喉・頭頸部外科の扱う分野は広汎で、臨床実習で全ての分野を網羅することは不可能であるが、代表的な疾患についての理解を深める。
入院実習：各学生には、実習期間中に手術予定患者1-2名を担当し、術前のカンファレンスや患者を診察した上で、病状を把握し、主治医とともに手術助手として参加する。皮膚縫合等の機会があれば積極的に行ってもらう。また担当した症例の臨床経過とその疾患に関わる考察について実習最終日に発表し、ケースレポートを実習終了後に提出する。
外来実習：外来日（月水金）の午前中は、外来新患患者の問診、病歴聴取を行ってもらい、新患担当医と共に実際に患者を診察し、診断法や治療について学ぶ。また外来日（月水金）の午後は、耳鼻咽喉・頭頸部外科特有な各種検査（聴覚、平衡、顔面神経、アレルギー・嗅覚、頭頸部）のSGT・実習を行い､検査の理解を深める。

耳鼻咽喉科、頭頸部疾患の、症候の理解、診断・検査および治療を行うに当たって必要な知識や手技を獲得し、実践することができる。
聴覚障害、平衡障害、音声言語障害、嚥下障害等、耳鼻咽喉・頭頸部疾患に関連する身体障害に対する理解を深め、説明することができる。

耳鼻咽喉科、頭頸部外科

外来・病棟での臨床実習（入院患者診察、手術実習、外来患者診察）、特殊検査の講義と実習、入院（手術担当）患者に関するケースレポート、その疾患に関わる考察のプレゼンテーション

第1週月曜日 ：実習導入オリエンテーション（欠畑）、外来実習オリエンテーション（渡辺）
第2週水曜日：野外実習（臨床教授 開業医院）
第2週金曜日：臨床課題プレゼンテーション
毎 週
月：17時30分より術後カンファレンス（POC)
月・水：7時45分より医局集会室での症例検討会、その後8時15分より総回診
月・水・金 午前：外来実習
月・水・金 午後：特殊外来実習（めまい、アレルギー、聴覚、顔面神経、頭頸部腫瘍）
火・木：手術実習
金：午前8時 病棟回診

出席状況および実習態度は毎日評価します。教科書的な知識だけではなく、実際の患者から学ぶという姿勢で積極的に実習に参加して下さい。
耳鼻咽喉科、頭頸部疾患の症候･病態生理について理解する。
耳鼻咽喉科、頭頸部外科の治療法について理解する。
耳鼻咽喉科、頭頸部領域特有な検査法について理解する。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野固有の、表記や医学用語
耳鼻咽喉科・頭頸部の解剖（特に手術実習時）
の予習を行うことにより、実習での理解がより確実なものになります。

実習で経験した内容を、教科書や講義ノート、ポートフォリオなどを用いて復習して下さい。
また疑問点があれば積極的に主治医に質問して理解を深めて下さい。

臨床実習の出欠状況、実習態度、ケースレポートの提出状況、ポートフォリオ、筆記による移行試験、卒業試験の成績で総合的に判断する。

実習の出席が3/4未満の場合とケースレポート未提出の場合は、筆記試験の受験を認めない。
筆記試験は、60％以上の成績を合格とする。

感覚器コースで配布された講義資料を持参し使用して下さい。
新耳鼻咽喉科学（南山堂）
Ｎｅｗ耳鼻咽喉科・頭頸部外科学（南江堂）
ＴＥＸＴ耳鼻咽喉科・頭頸部外科学（南山堂）

広汎な領域を扱う耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野を、短期間の実習で全てを理解するのは困難ですが、外来実習や病棟実習で積極的に参加し、疑問点は積極的に主治医や担当医に質問して下さい。
難聴のある方、発声出来ない方、食事をうまく取れない方等色々なハンディキャップを抱えた方が外来や病棟にいらっしゃいます。ハンディキャップ抱えた方に対する理解を深めて下さい。
また手術に参加するときは、関連する領域の解剖・生理について十分に予習してきて下さい。