臨床実習(放射線科)
 Radiology
 担当教員:細矢 貴亮(HOSOYA Takaaki), 根本 建二(NEMOTO Kenji), 岩井 岳夫(IWAI Takeo), 鹿戸 将史(KANOTO Masafumi)
 担当教員の所属:医学部医学科
 開講学年:4年,5年,6年  開講学期:通年  単位数:61単位  開講形態:実習
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修  
【授業の目的】
放射線診断学,放射線治療学
臨床では放射線診断についての理解が不可欠である.放射線検査の適応のあり方に注意を払い,将来医師となって活躍する時に効率の良い診断過程を組み立てられる能力を身につける.がんの三大治療法の一つである放射線治療は、近年急速に進歩してきた.臨床における放射線治療の重要性を実感してほしい.

【授業の到達目標】
CT,MRI,核医学,血管造影,核医学検査を実際に見学,参加して,検査の内容を理解できる。
実際の臨床画像を基に,画像診断に必要とされる正常画像解剖を理解できる。
画像診断が重要な疾患について,異常所見を抽出し,診断できる。
放射線治療の現場を体験して,放射線治療の適応と有効性を理解できる。

【授業概要(キーワード)】
単純X線写真,CT,MRI,核医学,IVR,放射線治療.

【科目の位置付け】
実習を通して,臨床に応用できる放射線診断学および放射線治療学を身につける.

【授業計画】
・授業の方法
1グループ2週間単位で実習する.
・日程
毎朝,全員参加のモーニングカンファランスで始まる.
検査見学(参加),読影実習,SGT(small group teaching),などが個人ごとに計画され,それに従って実習を進める.

【学習の方法】
・受講のあり方
臨床に対応し得る能力を養う.
・授業時間外学習へのアドバイス
各分野が扱う疾病を理解する.
疾病の画像診断,放射線治療を理解する.

【成績の評価】
・基準
筆記試験:100点満点
・方法
卒業試験:第6学年の臨床実習終了後に臨床的な放射線医学全般について筆記試験を行う.実習の際のポートフォリオなどを勘案して総合的に合否を判定する.100点満点として60点以上を合格とする.

【テキスト・参考書】
標準放射線医学(医学書院),新臨床X線診断学(医学書院)他,担当教官の推薦を参考にされたい.

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