臨床実習(救急医学)
 Clinical Practice (Emergency & Critical Care Medicine)
 担当教員:中根 正樹(NAKANE Masaki), 屋代 祥典(YASHIRO Yoshinori), 小林 忠宏(KOBAYASHI Tadahiro)
 担当教員の所属:医学部医学科
 開講学年:4年,5年,6年  開講学期:通年  単位数:61単位  開講形態:実習
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修  
【授業の目的】
救急医学の基礎と臨床を実際の現場で学ぶ

【授業の到達目標】
1)救急医学に対する興味を持つことができる
2)自主的な学習発表ができる
3)心肺蘇生など救命処置を実践できる
4)救急室の運営を理解し説明できる
5)集中治療室入室患者の病態や治療を理解し説明できる

【授業概要(キーワード)】
救急疾患 症候学 集中治療学 心肺蘇生
呼吸管理 循環管理 代謝管理

【科目の位置付け】
座学で習得した知識を生かしてBSLでは見学型実習により臨床に接し、CCSでは実践して臨床における考え方や手技を学ぶ。

【授業計画】
・授業の方法
講義・実習・レポート・発表・グループ内バズ学習
・日程
A)救急医学の基礎知識
各種疾患の鑑別とトリアージ
First Aid
Primary Care
B)災害医療
C)ACLS、JPTECの実習、メガコード
D)プレホスピタルケアの見学実習(救急車搭乗体験)
E)救命救急センターでの実習、症例報告

【学習の方法】
・受講のあり方
実習開始前に必ず、講義内容の復習をしておくこと。
積極的に質問をすること。
テーマ別に予習を行い、グループ内で議論する。
救急患者の対応、重症患者の対応を見学し、自分でも同じような診察、判断、治療ができるように心がける。
・授業時間外学習へのアドバイス
関連した内容について調べておくこと。
イメージトレーニングをすること。

【成績の評価】
・基準
試験・積極性・態度で評価する。
・方法
1)豆テストによる形成的評価
2)チュートリアル形式による議論の中での質疑応答
3)症例報告・基本的手技に関する口頭試験
4)オスキーによるシュミレーションテスト
5)試験による総括評価

【テキスト・参考書】
標準救急医学(医学書院)
BLSヘルスケアプロバイダー ガイドライン2015準拠
ACLSプロバイダーマニュアル ガイドライン2010準拠
外傷初期診療ガイドライン(へるす出版)
救急医療パーフェクトマニュアル(羊土社)

【その他】
・学生へのメッセージ
1)各自の自主性を重んじる
2)各自が勉強した事、見た事、気づいた事などを積極的に質問すること
3)他科の先生に御教授いただいたことを同グループの学友に説明し、知識の共有に努めること
4)他院や他施設での学習時、また、患者さんやご家族の前での身だしなみ、ことば使いに十分注意すること
5)基礎知識の習得においては、担当を決めて各自十分な予習をし、テーマ別に発表する形式を取る
6)院内外での実習後、報告・発表会を行う

41000610-2017-04-40591