リスクマネジメント
 Risk Manegement
 担当教員:布施 淳子(FUSE Junko)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
リスクマネジメントでは、看護・医療における「安全」を理解するための基礎知識と安全対策を学ぶ。
リスクマネジメントは、医療の質を確保し、組織的に事故防止に努め、医療事故発生時は速やかに現場を含めた組織的な対応ができるようにしておくことである。ここでは、リスクマネジメントを行ううえで必要な基本的知識を関連法規、様々な医療事故の実態と安全対策から習得し、リスクマネジメントの実際について学習する。

【授業の到達目標】
医療事故は、日常の看護で発生しやすいことを認識し、質の高い医療を提供するために必要な安全対策の基本的知識を理解する。

【授業概要(キーワード)】
リスクマネジメント、医療事故・医療過誤、医療安全対策

【科目の位置付け】
この授業は看護実践能力の基盤となるリスクマネジメントの基礎を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法

・日程
5月 8日 3・4校時 病院組織としてのリスクマネジメントの実際
5月15日 3・4校時 リスクマネジメントにおける法的責任
5月22日 3・4校時 母性領域におけるリスクマネジメント
5月29日 3・4校時 小児領域におけるリスクマネジメント
6月 5日 3・4校時 点滴・注射漏れなどによる身体への影響とリスクマネジメント
6月12日 3・4校時 誤薬防止のリスクマネジメント
6月19日 3・4校時 転倒・転落防止のリスクマネジメント
6月26日 3・4校時 まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
臨地実習を直前にして、日常の医療で発生しやすいインシデントなどを通してリスクマネジメントを学習し、実習時に活用する。また、医療の中の看護の責務の視点で学習し、卒業後に活用できるようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
リスクマネジメントを考えるとき、これまで習得した医療の知識・技術を振り返り理解を深めるようにしておく。
関連する参考書や一般書籍・メディアを利用し、より理解を深める。

【成績の評価】
・基準
授業の参加態度:20点、レポート内容:80点
・方法
出席、授業の参加態度、レポート内容によって評価する。

【テキスト・参考書】
1.川村治子:医療安全ワークブック 医学書院
2.土屋八千代、宮岡久子、山田静子ほか:看護事故を予防するその視点とアセスメント事例集 医歯薬出版

【その他】
・オフィス・アワー
火曜日16:30から17:30まで
担当教員の専門分野
布施 淳子:基礎看護学
今田 志保:小児看護学
山口 咲奈枝:母性看護学
庄司 智子:看護管理学(山形大学医学部附属病院看護部ジェネラルリスクマネージャー)

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