成人急性期看護方法
 Method of Adult Nursing (Acute Stage Care)
 担当教員:古瀬 みどり(FURUSE Midori),松浪 容子(MATSUNAMI Yoko)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
周手術期にある看護の対象を理解する。対象に対する看護実践のための知識と技術を学ぶ。
周手術期にある対象が手術によって受ける心身の侵襲、ならびにそれを予測する上で必要な観察力を身につけるための知識・技術を学ぶことを目的とする。

【授業の到達目標】
生体情報、機能障害がセルフケア能力にどのように影響するかアセスメントできる。
術後の健康回復の過程および生体反応を知り、対象が自ら回復意欲と目標を持てる支援の方法を理解し、説明できる。
急性期にある患者や家族の情緒的不安行動に対処できる方法を理解し、説明できる。
インフォームドコンセントと看護師の役割を考え、患者が自己決定できる支援方法を理解し、説明できる。

【授業概要(キーワード)】
成人、急性期、周手術期、セルフケア、侵襲

【科目の位置付け】
本科目は後期の臨地実習で看護実践を行うための基盤となる科目である。Student Nurseの認定を受けるために修得しなければならない科目である。

【授業計画】
・授業の方法
前期 木曜日 5・6・7・8校時
講義と演習
非常勤講師の都合により、一部クリティカルケア論の授業と日時が入れ替わることがあるので、注意すること。
・日程
4月 6日 ガイダンス、呼吸器疾患患者の周手術期の看護(講義)
4月12日 循環器疾患患者の周手術期の看護(講義)
4月13日 消化器疾患患者の周手術期の看護(講義)
4月19日 運動器疾患患者の周手術期の看護(講義)
5月11日 泌尿器・乳腺・甲状腺疾患患者の周手術期の看護(講義)
5月18日 脳・神経疾患患者の周手術期の看護(講義)
5月25日 手術室における看護(講義と演習)
6月 1日 術後管理の実際(成人看護学実習室での演習)
6月 8日 外傷・救急患者への看護の実際(講義)
6月15日 事例による看護過程の展開(演習)
6月22日 ストーマリハビリテーション看護の理論と実際(講義)
6月29日 試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
授業を丸暗記するだけではなく、生体情報が相互に関連しあいどのようなケアを必要としているのか考えて欲しい。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で学んだことが演習に活かされるよう、演習の前には講義の振り返りをして臨むこと。
授業中に疑問に思ったこと、不明だった点を自分で調べることが最高の復習になる。質問は大歓迎であるが、自分はこう考えるという点を述べた上で聞いてもらえることがなお望ましい。

【成績の評価】
・基準
病態ごとのアセスメントの方法、周手術期看護を実践するための基本的な知識の理解・説明できることを合格の基準とする。
・方法
授業終了後に筆記試験100点満点で行う。60点以下は再試験を1回のみ実施する。レポート提出を最終評点に5点加点する。

【テキスト・参考書】
雄西智恵美他、成人看護学 周手術期看護論、NOUVELLE HIROKAWA

【その他】
・学生へのメッセージ
広範囲な領域について限られた時間での講義になるので、遅刻をせず最大限時間を有効活用すること。
・オフィス・アワー
水・木曜日午後、各授業担当教員研究室

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