【授業の目的】
本授業のテーマは,子どもと家族のアセスメントとケアの方法の理解である。 本授業は小児看護学の方法論である。 小児看護方法1においては,各発達段階における子どもと家族を看護の視点でアセスメントする方法を学習し,必要な看護の方法について学ぶ。
【授業の到達目標】
1.小児看護に必要なアセスメントの枠組みが理解できる。 2.アセスメントの枠組みに沿った看護アセスメントとケアの方法が理解できる。 3.子どもの家族や子どもを取り巻く環境のアセスメントとケアの方法を理解できる。
【授業概要(キーワード)】
子どもと家族のアセスメント,ケア
【科目の位置付け】
専門科目の中の小児看護学に位置づけられる。小児看護学の専門的知識と確かな技術に裏打ちされた安全な看護を提供し評価できる看護実践能力を身につけるための科目である。
【授業計画】
・授業の方法
講義を中心とする。
・日程
講義1単位15時間 (毎週金曜日 8:50~10:20 看護学科第1講義室) 1.子どもと家族のアセスメントの方法(10月6日) 2.呼吸・循環アセスメントとケア(10月13日) 3.食アセスメントとケア(10月20日) 4.排泄アセスメントとケア(10月27日) 5.活動・休息アセスメントとケア(11月10日) 6.衣・清潔アセスメントとケア(11月17日) 7.体液・電解質アセスメントとケア(11月24日) 8.試験とまとめ(11月28日)
【学習の方法】
・受講のあり方
1.アセスメントの基本を子どもの生活と発達および健康の軸できりながら学習する。 2.常に家族,環境との関わりを考えながら学習すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
1.基礎看護学で学習した基本的アセスメントとケアの方法を復習しておくこと。 2.テキストを事前に読んで授業に臨むこと。 1.紹介する図書を参考に復習すること。 2.小児看護学概論で学んだ小児の特性と照らし合わせて復習すること。
【成績の評価】
・基準
出席,試験により評価する。 小児看護のアセスメントの枠組みに沿ったアセスメントとケアについて試験を行い,60点以上を合格とする。
・方法
成績は出席,定期試験をもとに総合的に判断する。 合格点に達しない場合は,求めに応じて再試験を行って評価する。
【テキスト・参考書】
系統看護学講座 専門分野Ⅱ,小児看護学〔1〕,医学書院 系統看護学講座 専門分野Ⅱ,小児看護学〔2〕,医学書院 松尾宜武ほか:新体系看護学全書30 小児看護学①.メヂカルフレンド社,2009. 松尾宜武ほか:新体系看護学全書31 小児看護学②.メヂカルフレンド社,2009. 他適宜講義の中で紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
知的な関心,心のこもった人間的な関心,実践的技術的な関心の3つの関心を持って学習して欲しい。
・オフィス・アワー
毎週金曜日12時から13時(研究室) Email:yksato@med.id.yamagata-u.ac.jp
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