【授業の目的】
1.医療における生命倫理の課題について理解することを目的とする。
【授業の到達目標】
現代の複雑な医療状況における種々の倫理的問題を取り上げながら、今なぜ生命倫理が問題となっているのか、生命とは何か、倫理とは何か、科学とは何か、技術とは何か、などについて考える機会とする。 1.現代医療における生命倫理の諸問題と看護専門職者の役割を理解することができる。 2.倫理的問題が日常の援助場面において自分の身近なところにあることに気づくことができる。 3.討議やレポートを通して自己洞察を深め、他者の意見を吟味して聞き、自分なりの考えを模索することができる
【授業概要(キーワード)】
生命倫理、倫理的課題、成人看護、小児看護、母性看護、精神看護、高齢者看護
【科目の位置付け】
この授業は,現代医療における生命倫理の諸問題と看護専門職者の役割について学びを深めるものである。
【授業計画】
・授業の方法
講義とグループワーク
・日程
10月26日~12月14日(毎週木曜日) 8:50~12:00 ガイダンス(藤田愛) 看護における倫理的課題 (片岡ひとみ) 母性看護における倫理的課題(山口咲奈枝) 精神看護における倫理的課題(齋藤深雪) 小児看護における倫理的課題(佐藤幸子) 高齢者看護における倫理的課題(佐藤和佳子) 薬害問題について グループワークおよび発表,まとめ(看護実践における生命倫理に関する課題)(藤田愛) 別日程 薬害被害者の立場からの講義
【学習の方法】
・受講のあり方
倫理的視点から臨地,統合実習や自己の体験を振り返りながら,講義,グループワーク,プレゼンテーションに主体的に参加する
・授業時間外学習へのアドバイス
生命倫理の今日的課題について,興味のある分野・課題の本や新聞,雑誌を読む。 講義では資料を多用するので,授業時間中に触れることができなかった部分を含めて丁寧に読み返す
【成績の評価】
・基準
1.現代医療における生命倫理の諸問題と看護専門職者の役割をまとめることができる。 2.倫理的問題が日常の援助場面において自分の身近なところにあることに気づく。 3.討議やレポートを通して自己洞察を深め、他者の意見を吟味して聞き、自分なりの考えをまとめられる。
・方法
出席およびグループワークの参加度:20点 グループワーク発表資料:30点 課題の個人レポート:50点
【テキスト・参考書】
なし 必要時指示する
【その他】
・学生へのメッセージ
生命倫理の問題は正解が1つではありません。現代医療における生命倫理の諸問題と看護専門職者の役割について積極的に討議してください。また,自分の考えを率直に述べ,互いの意見に耳を傾け,それぞれに考えを深め医療人としての素養を高めていってください。
・オフィス・アワー
火12:00-13:00
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