【授業の目的】
臨地実習を通して専門知識・基礎看護技術・態度の統合をはかり、看護の実際を学ぶ。 看護学概論及び生活援助論、基礎看護方法で修得した専門知識・基礎看護技術・態度について、実際に患者と接し援助する過程を通して、実証・統合を図り、「看護学」に関する全貌を理解し、今後の学習活動ならびに看護学実習の基盤とする。
【授業の到達目標】
看護を実践する上で必要な「人間の理解」,「援助関係」,「看護過程」,「看護技術」,「チームとの連携」の5つの観点から内容を深める。 1.看護の対象である人間は基本的ニーズを満たしながら生活していることを理解する。 2.看護は患者・看護者との相互作用の中で行われることを理解する。 3.看護を効率的・意図的に行うために問題解決法のプロセスを活用することを理解する。 4.看護の目的を達成するために看護技術が重要であることを理解する。 5.看護はチームで連携し提供されていることを理解する。
【授業概要(キーワード)】
臨地実習、人間の理解、援助関係、看護過程、看護技術、チームとの連携
【科目の位置付け】
この授業は、看護実践能力を育成するための基盤となる実習である。
【授業計画】
・授業の方法
臨地実習:本実習は集中臨床実習の形態をとる。具体的には、各グループに分かれ、配置された実習病棟で患者を1名受け持ち、実習指導教員並びに臨床実習指導者の指導のもとに看護を実践する。基本的に、午前は実習を行い、午後はグループワーク、カンファンレンス、文献検索、技術演習などにあて、実践と理論の結びつけをする。また、実習最終日に全体カンファレンスを行い、学習した内容について共有化を図る。 ただし、基礎看護学実習は看護学概論、生活援助論1・2、基礎看護方法の単位を修得していなければ受講できない。
・日程
平成30年1月11日から2月19日
【学習の方法】
・受講のあり方
本実習は、患者・家族の協力、病院及び大学など様々な人々の支援によって行われる。したがって、看護学生としての自覚と責任を持って真摯な態度で実習に臨むことが必要である。 日々の実習で経験したことをもとに学習を深め、人間のよりよい生活について思考して、将来の看護学を担うためのベースとなる哲学(自分なりの現時点での人間観や看護観など)を明確にする。
・授業時間外学習へのアドバイス
受持患者の疾患について、病態生理、検査・治療、看護などについて十分予習をして臨む。 看護技術を実際に患者に提供する前に、学内で復習をして確実な技術を身につけたうえで実施する。 実習で体験あるいは見学した内容については、その日のうちに復習をする。
【成績の評価】
・基準
実習評価表(オリエンテーションで配布)に示す基準に基づいて評価する。
・方法
出席、行動評定、実習記録、レポートで成績評価する。
【その他】
・オフィス・アワー
毎火曜日 16:10から17:00まで 布施 淳子:基礎看護学 松田 友美:基礎看護学 田中 聡美:基礎看護学 新野 美紀:基礎看護学
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