【授業の目的】
1.学内で学んだ知識を基盤に、妊産褥婦および胎児・新生児への看護を提供することを目的とする。 2.学内で学んだ妊産婦、胎児、新生児の援助方法をふまえて,周産期ならびに育児期における女性,胎児・新生児および家族への援助を実践することを目的とする。
【授業の到達目標】
1.妊娠,分娩および産褥期の経過を観察し,妊産褥婦および胎児・新生児の生理的変化を学ぶことができる。 2.妊産褥婦への援助を実践し,周産期ならびに育児期における母性看護の方法を習得することができる。 3.新生児への援助を実践し,新生児への看護方法を習得することができる。 4.新生児の正常からの逸脱について理解し,看護援助を学ぶことができる。
【授業概要(キーワード)】
周産期,育児期,臨地実習
【科目の位置付け】
この授業は,母性の特性および援助方法をふまえて,周産期ならびに育児期における女性,胎児・新生児および家族への援助について実践と評価するものである。
【授業計画】
・授業の方法
臨床実習および学内演習を行う
・日程
実習期間:9月~12月 実習場所:1.山形大学医学部付属病院6階東病棟 2.子育てランドあ~べ 実習内容: 1.看護技術の演習 2.妊婦の観察と看護 3.産婦および出生直後の新生児の観察と看護 4.褥婦の観察と看護 5.新生児の観察と看護 6.子育て支援の現状を学び、親子関係を促進する諸因子について学ぶ 詳細は、別途オリエンテーションを行う。
【学習の方法】
・受講のあり方
1.妊産褥婦および胎児・新生児の経過を観察し,それらの状態をアセスメントする。 2.妊産褥婦および胎児・新生児の状態を看護診断し看護計画を立てる。 3.妊産褥婦および胎児・新生児が安全・安楽に経過できるための援助方法を考え実践する。 4.育児期にある父母の子への関わりを観察し父母の状態をアセスメントする。 5.子育て支援の現状を学び親子関係を促進する諸因子について考える。
・授業時間外学習へのアドバイス
1.基礎的な母性看護技術を演習する。 2.講義内容を復習し,参考書および学内演習で配布された看護技術に関する資料にも目を通し,知識と技術の再確認する。 実習記録やカンファレンスを通して,看護目標や行動目標を評価していくこと。
【成績の評価】
・基準
1.妊娠,分娩および産褥期の経過を観察し,妊産褥婦および胎児・新生児の生理的変化を理解している。 2.妊産褥婦への援助を実践し,周産期ならびに育児期における母性看護の方法を実践できる。 3.新生児への援助を実践し,新生児への看護方法を実践できる。 4.新生児の正常からの逸脱について理解できる。
・方法
実習内容,実習記録内容と提出状況,出席状況,実習および演習中の態度を総合評価とする。60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
母性看護学概論,母性看護方法で使用したもの 適宜紹介する
【その他】
・学生へのメッセージ
妊産褥婦や胎児・新生児が妊娠・分娩・産褥および新生児期を順調に経過するためには,看護者の的確な観察や習熟した看護技術の提供が不可欠です。したがって,講義内容を必ず確認して臨んでください。また,日頃接する機会が少ない方を対象に実習を行うので,看護実践の機会を大切にし,積極的に実習に臨んでください。 心身の健康状態を整えて,看護学生にふさわしい身だしなみ,態度で実習に臨みましょう。無断欠席に対してはきびしく対処します。
・オフィス・アワー
実習担当教員の指示に従う
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