計測工学
 Measurement Engineering
 担当教員:渡部 裕輝(WATANABE Yuuki)
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:応用生命システム工学科  科目区分:専門科目・選択 
【授業の目的】
対象から情報を抽出する際の基本的な科学技術とそこでの基本的な考え方を習得することを目的とする

【授業の到達目標】
物体情報,状態量情報,物質情報を抽出するための計測方法を知る.初歩的な物理学,化学,生物学の知識を基礎とし,計測原理に言及する.技術的な面だけでなく,”はかる”という事柄を深く考察できる力をつける.抽出量と出力情報の関係を理解できる.特定の情報を得るための手段や方法を選択でき,その原理・法則と長所と欠点を把握できる.測定の限界を考えることができる.

【授業概要(キーワード)】
はかる,確度と誤差,基準,センサー,定性と定量,電気変換

【科目の位置付け】
科学技術,工学の基本的な科目

【授業計画】
・授業の方法
テキストに従って,説明する.
・日程
1 概論
2 計測法の基礎1
3 計測法の基礎2
4 物体を測る(距離)
5 物体を測る(長さ)
6 中間試験及び解説
7 物体を測る(動きや振動)
8 物体を測る(力,強さ)
9 物体を測る(流体)
10 状態量を測る(圧力)
11 状態量を測る(温度)
12 物質を測る(機器分析)
13 信号変換(センサー)
14 まとめ
15 期末試験及び解説

【学習の方法】
・受講のあり方
様々な計測手法が出てくるので、それらの長所・短所を理解すること
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で取り上げた計測法の原理や長所・短所をまとめ,それらがどのように使われているかインターネットなどにより調査する習慣をつける

【成績の評価】
・基準
試験は筆記試験とし,その理解度を評価する
・方法
中間と期末試験を課し,合計点が100点満点中60点以上を合格とする

【テキスト・参考書】
南茂夫他著「はじめての計測工学」講談社サイエンティフィク

【その他】
・学生へのメッセージ
特になし
関数電卓を準備すること
・オフィス・アワー
随時相談に応じる,9号館600室

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