コンピュータを用いてデータや情報を処理する際に必要となる，ハードウェア，ソフトウェア，ネットワークおよび情報セキュリティ問題についての基礎事項を理解し，インターネットを利用した情報化社会における倫理観を養い，コンピュータを活用したデータ処理の手法について理解し，実行できる能力を養う。

(a)アナログとデジタルの違いについて説明できること。(b)2進数，16進数の概念を理解し，10進数から2進数および16進数への変換ができること。(c)ハードウエアの構成要素や論理式を説明できること。(d)ソフトウエアの基礎を理解し，プログラミング言語の種類やデータベースについて説明できること。(e)インターネットの技術やセキュリティ問題を説明できること。(f)Excelを使ったデータ処理，計算，グラフ作成ができるようになること。

2進数，論理式，ハードウェア，ソフトウェア，プログラミング言語，データベース，インターネット，セキュリティー，表計算，データ解析，バイオインフォマティクス

本科目は，主に教育目標（A)「工学基礎知識の習得」に対応する。

バイオ化学工学科の教員が順次担当して行う。前半はコンピュータに関する講義を中心に行い，後半はデータ処理の課題演習を中心に授業を行う。

第01週 ガイダンス/情報の基礎
第02週 バイオインフォマティクス概説
第03週 データと情報
第04週 情報技術の基礎
第05週 情報技術の基礎
第06週 ソフトウェアとデータベース
第07週 ソフトウェアとデータベース
第08週 ネットワーク
第09週 中間試験とまとめ
第10週 Excel 演習 ガイダンス & 基本操作 1 (文字入力、保存、印刷、shutdown)
第11週 Excel 演習 基本操作 2 (様々な指定・変更、コピー・ペースト、フィルター)
第12週 Excel 演習 関数 (数式入力、様々な関数、IF文)
第13週 Excel 演習 関数とグラフ表示 1 (最小二乗近似－方程式)
第14週 Excel 演習 関数とグラフ表示 2 (最小二乗近似－関数、近似曲線)
第15週 Excel 演習 関数とグラフ表示 3 (pH 滴定曲線の作成)

この講義はパソコンを使った演習を含むため，1回欠席すると，以降の講義内容を理解することが困難になる。そのため，できる限り欠席しないように。また，携帯電話，私語，飲食等，他の受講生の迷惑となる行為や授業に関係ない行為は慎むこと。

教科書を読み，わからない専門用語を参考書などで調べておくこと。学術情報基盤センターの開放時間を積極的に利用すること。
学術情報基盤センターの開放時間を積極的に利用して理解を深めること。課題がある場合はそれを行うこと。

前半の講義に関する毎週の課題，中間試験，後半の演習課題の内容が，いずれも60％以上理解（正しく解答）していることを合格の基準とするなお，1/3以上欠席した場合は期末試験を受けることができない。

前半の課題点，中間試験，後半のExcel演習の課題点を合計して100点満点とし，60点以上を合格とする．

＜テキスト＞
伊東俊彦：「情報科学基礎 －コンピュータとネットワークの基本－」，ムイスリ出版（2015）
相澤裕介：「情報演習24 Excel 2013ワークブック」，カットシステム（2014）
＜参考書＞
寺沢幹雄：「情報技術の基礎知識」，昭晃堂（2008）
川合慧：「情報」，東京大学出版会（2006）
綾皓次郎，藤井龜：「コンピュータとは何だろうか」，森北出版（2006）
情報処理推進機構：「情報セキュリティ読本」，実教出版（2009）
その他，Excelの使い方に関する本

また参考書は理解度や進行状況に応じて適宜紹介する．

演習に学術情報基盤センター発行のアカウントを使うので各自確認しておくこと。また，諸連絡，課題の提出にこのメールアカウントを使うため，各自メールを確認すること。
課題は必ず提出すること。わからない専門用語を放置せず，質問したり，参考書を見たり，インターネットで検索するなど，積極的に行動すること。

神保 雄次：金曜日：16:00～17:00，工学部9号館601-1号室
高畑 保之：水曜日：16:00～17:00，工学部3号館4103号室