電気電子工学特別講義Ⅱ
 Current Topics in Electrical Engineering II
 担当教員:電気電子工学科教員
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:電気電子工学科  科目区分:専門科目・選択 
【授業の目的】
電気電子工学に関する専門科目は、2年次で学んだ基礎学問体系の上に構築され、産業界では、半導体、電子機器、計測機器、ロボット機器、電力・エネルギー、運輸、通信などの様々な業界で応用されている。本講義では、専門科目を勉強するにあたり、その応用分野に対する視野を広げるため、各研究室の研究内容、各業界から招いた技術者や研究者の講演を聴講する。
2、3年次に開講されている専門科目は様々な産業の研究開発や応用されている技術の基礎となっている。本講義では電気電子工学科の教員のほか、実社会で活躍している技術者から電気電子工学分野の体系だった講義で学ぶ知識や考え方が、研究開発やモノの開発設計・製造の分野でどのように使われているかを学ぶ。さらに、将来進むべき方向や就くべき仕事にたいするイメージを確固たるものにしていく助けとする。電気電子工学特別講義Ⅰの続編として、1年を通して傾聴力、質問力、要点を簡潔にまとめる力を高めていく機会となる。

【授業の到達目標】
○講師が働いている業界の現在の状況、今後の動向を説明できる。
○その業界における電気系エンジニアの役割を説明できる。
○その講演を聞いて得たことを自分の言葉で短くまとめて説明できる。
○様々な業界の実情を知ることで、複眼的思考能力を養うことができる。

【授業概要(キーワード)】
各研究室の研究、産業界の実情、会社の役割、エンジニアの役割、職業観

【科目の位置付け】
学科の学習教育目標A-Dとの対応:D技術者倫理と複眼的思考力●

【授業計画】
・授業の方法
1時間程度の講義を聴いて、質疑応答後、15分程度でレポートをまとめる。
・日程
第1週 オリエンテーション
第2-15週 講演

講師ならびに講演内容の詳細については別途掲示する。

【学習の方法】
・受講のあり方
必要なことはこまめにメモをとる。また、講師に質問ができるように集中して講義を聞く。
・授業時間外学習へのアドバイス
講師が所属する会社の概要をインターネット等で調べておく。関連する企業にどんな会社があるかについても調べておく。
自分が興味を持っているのはどんな業界なのか、また、それは何故なのかについて言葉で説明できるようにする。

【成績の評価】
・基準
目標に記載の項目についてレポートを課す。レポートの内容が講演内容をよく反映し十分な理解に及んでいるか,十分な表現力を有しているか,そして十分な数の講演に対するレポートを作成しているかをもって合格基準とする。
・方法
講演の後に提出するレポートで評価し、平均60点以上を合格とする。ただし、2回以上欠席した場合は評価の対象とならない

【その他】
・学生へのメッセージ
これまで学んできた専門科目の位置付けを理解することができるだけでなく、大学院への進学の必要性や技術者としての生き方、在学中に鍛えるべき能力について認識を新たにすることができる。4年生進級時の研究室選択に対しても有益な情報が得られる。教員の話を聴いて興味が沸いた時には、積極的に研究室に見学に来て欲しい。さらに詳しく話を聴くことができる。

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