工業技術概論
 Emerging technology
 担当教員:齋藤 歩 (SAITOH Ayumu)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)情報科学分野
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:情報科学科(昼間コース・Aコース)  科目区分:教職関連科目 
【授業の目的】
情報通信技術とそれを基盤とした産業に関する現状を,客観的データに基づいて理解し,論理的に考察する.

【授業の到達目標】
(1) 情報通信技術とそれを基盤とした産業の現状を理解する.
(2) グローバル化社会の中での日本の強みと弱みを理解する.
(3) 他産業や社会的要請との融合と新しい展開について理解する.
(4) 上記のことを,客観的データに基づいて,論理的に考察できる.
(5) 以上のことを通して,大学で学んでいる情報科学の学術研究により社会に貢献することが出来る.

【授業概要(キーワード)】
情報通信技術,情報科学,産業,グローバル化,データ解析,論理的思考,社会貢献

【授業計画】
・授業の方法
発表と討議による全員参加の講義.
・日程
( 1) ガイダンス
( 2)-( 4) 情報通信技術とそれを基盤とした産業の現状
( 5)-( 7) グローバル化社会および日本の強みと弱み
( 8)-(10) 他産業や社会要請との融合と新しい展開
(11)-(13) 災害対策,高齢化社会,地方再生,ユニバーサルデザインなど特定の課題に関する考察
(14)-(15) 総合的考察とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
客観的なデータに基づき,論理的に思考を組み立てること.そして人に説明し,人の説明を聞き,理解を深めること.これらのことを通して,情報科学を学術面からだけでなく社会面や産業面からも考えること.
・授業時間外学習へのアドバイス
大学で学んでいる情報科学の社会的意義と産業的位置づけを理解してください.そして,学んだことを社会に活かす方法を考えてください.普段から新聞を読むことを強く奨めます.

【成績の評価】
・基準
授業の目標・ねらいに記載されている内容の達成度を,各テーマで作成した資料,発表,討議をもとに100点満点で評価し,全テーマについて平均を求めて評価点とする.評価点が60点以上であれば合格とする.
・方法
成績評価基準による.

【テキスト・参考書】
・総務省編:「情報通信白書」
・経済産業省・厚生労働省・文部科学省編:「ものづくり白書」
・経済産業省編:「通商白書」
・中小企業庁:「中小企業白書」 など

【その他】
・学生へのメッセージ
自分からデータを求め,客観的で論理的な展開により独自の考えをまとめてください.そして他人の考えを尊重し理解してください.さらに,これらのことを通じて,みなさんが学んでいる情報科学に関する学問を社会に活かす方法を考えてください.
・オフィス・アワー
金曜日16:00-17:00 (7-319)

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