【授業の目的】
論理素子の応用回路,増幅器の製作とその生体計測への応用,アナログ信号と計算機とのインターフェイス,計測と制御に関する実験を行う. 計測機器の回路構成を理解でき,基本回路を作成できるようになる.
【授業の到達目標】
・演算増幅器を用いた各種回路を製作できること ・入出力インピーダンスについて理解していること ・カウンタ回路の動作を理解していること ・加算器の仕組みを理解していること ・A/DおよびD/A変換器の動作,仕組みを理解していること ・フィードバック制御を理解していること
【授業概要(キーワード)】
演算増幅器,入出力インピーダンス,アナログ,ディジタル,カウンタ,計装用増幅器,心電図,フィードバック
【科目の位置付け】
応用生命システム工学実験Iのアドバンストコースであり,生体信号増幅器,コンピュータの内部素子,コンピュータとのインターフェース,制御工学基礎について学ぶ.
【授業計画】
・授業の方法
第1週目はオリエンテーションであり,第2週より実験を始める.1グループ2名でテキスト内容にしたがって実験を行う.実験は4テーマから構成されており,いずれも実験回路の作成,回路による計測,取得データの解析を行う.
・日程
以下の実験項目を履修する.
第1週 オリエンテーション 第2週~第5週 演算増幅器を用いた生体電気現象(心電図)の計測 第6週~第8週 カウンタと加算器 第9週~第11週 アナログ-デイジタルインターフェイス 第12週~第14週 フィードバック回路 第15週 まとめ 具体的な計画についてはオリエンテーション時に資料を配付し説明する。
【学習の方法】
・受講のあり方
必修科目であり,やむを得ず出席できない場合は必ず担当教官に連絡すること.休んだ場合には後日改めて実験を履修することになる.
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストはオリエンテーションで配布するので,授業日に行う実験内容をテキストで確認し把握しておくこと. 実験終了後1週間後にレポートを提出する。内容に不備があれば再提出を求める.
【成績の評価】
・基準
全ての実験を無欠席で履修すること. 実験レポートを提出していること.
・方法
実験レポート内容で評価し,全ての実験課題の評価を平均する.
【テキスト・参考書】
応用生命システム工学科教官 著 「応用生命システム工学実験II」 オリエンテーション時に1000円で頒布予定
【その他】
・学生へのメッセージ
2名が1グループになって実験を進めるが,他人にまかせずに積極的に参画すること.解決できない問題がでてきた場合は,担当教員,TAに質問し指導を仰ぐこと. テキストはオリエンテーション時に販売するので,必ず出席すること. 無断欠席は禁物である。やむを得ない事情で欠席するときは実験担当教官に相談して,別の日に履修すること.
・オフィス・アワー
いつでも対応する.ただし17:00まで.
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