【授業の目的】
システム創成工学の基礎として各分野の講義で学んできた基礎的重要事項について,実験や演習を行って自ら体験することにより,システム創成工学の基礎的事項の理解を深める. 各分野の基礎的事項に関する実験や演習を通してシステム創成工学の基礎を総合的に学ぶ.
【授業の到達目標】
実験を通して担当者,TAおよび同じグループの学生とディスカッションし,グループ活動,実験の計画・遂行法ならびにシステム創成工学の基礎を学ぶ.レポート作成を通して工学知識の継続的な学習法や最新技術の情報等を学ぶ.
【授業概要(キーワード)】
システム創成工学の主要分野に関する実験,得られた結果の解析・考察
【科目の位置付け】
工学の基礎力,専門分野の基礎力,自己研鑽力・継続的学習能力,グループ活動とコミュニケーション能力
【授業計画】
・授業の方法
7人程度の少人数グループに分かれて一つのテーマを2週間で履修する.各担当者による実験の目的・内容・注意事項の説明の後,実験を行う.レポートに関する説明もあるので注意して聞くこと.
・日程
選択した分野毎に実験内容が異なる.例えば機械システム工学分野では,応力・ひずみ測定,引張試験,硬さ試験,熱処理と組織観察,レイノルズの実験,管摩擦係数,流体回路,伝熱実験,剛体振子の慣性モーメント,歯車列,DCモータの制御.
【学習の方法】
・受講のあり方
実験に適した服装・靴で実験に臨むこと(サンダル履きでの実験は厳禁).担当者の説明をよく聞き,事故や怪我の無いように実験をすること.分からないことがあったら,担当者やTAに質問すること.実験ノートを活用すること.
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストをよく読んでイメージトレーニングをしてくること.実験ノートを作り実験の要点を記入しておくこと.また,分からないことをまとめておくこと. レポートは各グループで相談しながら行うことが望ましい.分からないことがあれば,各実験担当者に質問すること.
【成績の評価】
・基準
実験に対する取組み姿勢及びレポートを総合して成績を決定する.レポートの再提出がある場合には,指摘された箇所を訂正して期限までに提出すること.特別な場合を除き,原則的には欠席を認めない.
・方法
皆出席で全レポート提出をクリアした学生に対し,実験に対する取組み姿勢およびレポートの内容で成績評価する.100点満点中60点以上が合格である.
【テキスト・参考書】
各担当者が作成したテキスト テーマ毎に教示される.
【その他】
・学生へのメッセージ
積極的に参加することにより,自ら体験できる実験の機会を大切にして欲しい. ・テキストを熟読し,実験内容についての十分な理解と問題意識を持って実験に臨むこと. ・出席を重視するので,遅刻欠席をしないこと. ・成績は実験姿勢及びレポートによって評価するので,実験に積極的に取組み実験結果の考察を十分に行うとともに,レポートは提出期限を厳守して提出すること. ・不備が指摘されたレポートは,加筆訂正の上再提出すること.
・オフィス・アワー
各担当教員に確認すること.
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