電気電子工学実験Ⅲ
 Electronics Laboratory III
 担当教員:電気電子工学科担当教員(Faculty member of the Department of Electrical Engineering)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:実験
 開講対象:電気電子工学科  科目区分:専門科目・選択 
【授業の目的】
この実験は「電気主任技術者免状認定」に必要な実習科目として開講される。
このため3年次までに「電気主任技術者免状認定」に必要な単位をすでに取得している学生を対象とする。
以下の実験項目を履修する。
1.交流電動機・高電圧パルスの発生と計測法 2.アナログ回路 3.計測・制御

【授業の到達目標】
○物理量の測定方法を理解し、測定器を取り扱い、進んだ実験を行うことができる。
○共同実験者とコミュニケーションを行い、グループで作業を行うことができる。
○1.交流電動機と高電圧パルス発生と計測法
2.アナログ回路
3.計測・制御
に関する実験装置を構成・動作させ、得られた結果を論理的に記述できる。
○参考文献を調べ、実験データを整理し、論理的な文章表現により、リポートを作成できる。

【科目の位置付け】
学習・教育目標A~Dとの対応:B● C, D▲, i

【授業計画】
・授業の方法
6から7名程度のグループを編成し、それぞれのグループが順番に2週間づつ1つの実験テーマを行う。各実験テーマは「基礎的課題」、「応用的課題」、「発展的課題」の3段階に分けられている。「基礎的課題」は最低ラインであり、より高度な「応用的課題」、「発展的課題」へ進むことにより実験テーマの理解を深めることが出来る。
・日程
4月はじめにオリエンテーションを行い、班編成、実験の進行について説明する。各班は前期15週の中で6~7週間の期間実験を行う。(午後2コマ、5-8校時に実施)
実験のスケジュールは各グループごとに異なる。実験日程が決まり次第発表する。

【学習の方法】
・受講のあり方
すべての実験テーマに出席し、実験を行うことが求められる。また実験はグループでの共同作業であるので、グループ内のメンバーが十分にコミュニケーションをとって課題を行うことが求められる。
・授業時間外学習へのアドバイス
実験テキストを熟読し、実験時間内に手際よく作業を進めることが出来るようにしておく。

【成績の評価】
・基準
3つに実験テーマについてレポートにより評価する。
○すべての実験を安全かつ適正に遂行し、実験終了後一週間以内にレポートを提出したか、
○調査項目を自分で調査したか、
○レポートの内容は実験結果を不足なく網羅しているか、
○設問には正しく解答したか、
・方法
全部の実験をもれなく履修したもののみ、下記の方法で採点する。無断で欠席したり、実験終了後一週間以内にレポートが提出されていない場合は履修放棄とみなし、成績評価の対象としない。
100ポイント/テーマ X 3テーマ = 300ポイント
全実験の合計ポイントの1/3をもって成績点(満点100点)とし、60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
電気電子工学実験I,II,III
(実験I,実験IIで使用したテキストを継続して使用する)
上記実験テキストの各実験項目の参考文献の欄を参照

【その他】
・学生へのメッセージ
○本実験のオリエンテーションは、研究室配属ガイダンスの際に併せて行う。
○本実験の日時・場所、注意事項等の重要事項は学科事務室前掲示板で連絡するので見逃さないように!
○4年前期に開講されるため、就職活動と重ならないよう注意してください。これは実験科目なので、出席しない場合には単位は与えられない。
○各実験項目の具体的な履修方法については、その題目の担当者の指示に従うこと。

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