バイオ化学工学英語
 English Training of Biochemical Engineering
 担当教員:バイオ化学工学科教員(Faculty Member of Biochemical Engineering)
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:バイオ化学工学科  科目区分:専門基礎科目・選択必修 
【授業の目的】
バイオ化学工学関連のホットな研究テーマは何か~実際の研究開発はどのように進められるのか~などは英語文献を読むことで入手できます。ますます国際化する社会において,バイオ化学工学系の技術者として求められている英語能力を習得します。多くの文献は英語でまとめられるため,技術者・研究者として英語文献の読解力は不可欠な素養となります。講義では,ホットなバイオ化学関連のトピックスや記事に触れることで,英語文献を読むトレーニングを積むことを目的としています。

【授業の到達目標】
辞書を使用しないで英語の学術論文を読む力を養うことが目標です。また,最新のバイオ化学工学関連の研究に触れることで,学問に興味を持ってもらうことも重要なねらいの1つです。

【授業概要(キーワード)】
技術英語、長文読解、繰り返し学習、短文学習、専門用語

【科目の位置付け】
バイオ化学工学科への入門となる重要な選択必修科目です。学生はできるかぎり習得するよう心がけましょう。

【授業計画】
・授業の方法
バイオ化学工学科の基幹学問分野,生物学,無機・分析化学,有機化学,物理化学・化学工学の4分野に関連するトピックスをアラカルト形式で英文を用いて学びます。
・日程
第1週 履修ガイダンス:授業の進め方の説明,並びに授業の目的を説明し,2回目の授業で学ぶ英文課題を出します。以降,講義の最後に,次週の英文課題を配布します。
第2週-第15週 各分野の担当教員による授業
<平成28年度の予定>
第2週-第4週 生物学
第5週-第7週 有機化学
第8週-第10週 物理化学・化学工学
第11週-第13週 無機・分析化学
14週 試験
15週 全体を通してのまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
各回の授業の最後に次週の英文課題を配布しますので,必ず予習をしてきてから次回の授業に臨んでください。授業中は私語厳禁です。遅刻は認めません。毎回授業で習ったことはその場で理解することが基本ですが,その確認は宿題や課題を解くことなどで各自が行うことが必要です。
・授業時間外学習へのアドバイス
前の週で配布した英文課題を必ず読んでわかない単語は調べておくことが必要です。授業と同じ時間の予習と復習および試験に合格することで2単位が認められます。毎回の課題・宿題を解きながら,復習を行うことが学生の義務です。授業中に取ったノートと教科書を使いながら,授業内容の理解度を各自点検してください。

【成績の評価】
・基準
科学技術用の短文を読み取り・書くことが出来るかを基準として判断します。基本的な専門英語の読み取り能力,作文能力が身についた:60点~69点、専門英語の読み取り能力,作文能力に優れている:70点~79点,専門英語の読み取り能力,作文能力にかなり優れている:80点~89点,専門英語の読み取り能力,作文能力が特に優秀である:90点以上
・方法
成績は各分野担当教員が各自,授業内容やレポート評価により成績を出し,各分野の成績の平均点が60点以上の者を合格とする。

【テキスト・参考書】
プリント等を配布
インタラクティブ有機化学英語 有機合成化学協会 1000円
120%科学英語 小沢昭弥著 化学同人 2500円 1994年
化学者のための実用英語 小沢昭弥著 東京化学同人 2400円 1994年

【その他】
・学生へのメッセージ
授業は私語禁止,携帯電話禁止,遅刻禁止です。大学生活への扉の大切な授業ですので必ず受講してください。

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