【授業の目的】
コンピュータ・サイエンスの領域で頻繁に使われる数学的概念や手法の基礎を修得する.これから情報・知能科学を学んでいく中で必要な基礎知識をしっかり固める事を目的とする.
【授業の到達目標】
(1) 初等微分方程式が解けること (2) 行列に関する基本的な計算ができること (3) 集合演算・論理演算・対応・写像の概念を理解すること (4) 数学的帰納法・アルゴリズムについて理解すること (5) 2項関係・順序関係を理解すること
【授業概要(キーワード)】
微分方程式,行列,集合,2項関係,写像,論理演算,順序集合
【科目の位置付け】
本講義を基礎とする科目:情報数学I,情報数学II
【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う.また理解を深めるための演習問題も適時行う.
・日程
1.微分方程式(2週) 2.行列(3週) 3.集合・対応と写像(3週) 4.帰納法とアルゴリズム(2週) 5.離散関係(2週) 6.順序集合(2週) 7.定期試験(1週)
【学習の方法】
・受講のあり方
授業に積極的に参加するとともに,授業中に出された演習問題を解いてよく理解すること.
・授業時間外学習へのアドバイス
講義ノートとテキストの該当箇所をよく読んで,理解を深めること. テキスト中の例題も解いて理解すること.
【成績の評価】
・基準
到達目標(1)~(5)の達成度を評価する.
・方法
出席状況・小テスト・期末テストにより評価する.
【テキスト・参考書】
小倉久和著:「情報の基礎離散数学」近代科学社, 1999
【その他】
・学生へのメッセージ
選択必修であるが,2年次以降の専門科目習得のために必ず履修すること. 講義内容は,これまでに習ったことがないようなものばかりですので,毎回必ず講義に出席して論理展開を十分に理解すること.
・オフィス・アワー
質問等は授業後に受けつけます.
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