微生物生態学(生物科学)
 Microbial Ecology
 担当教員:久保 響子(Kyoko Kubo)
 担当教員の所属:理学部非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:農学部食料生命環境学科  科目区分:基盤共通教育科目 
【授業の目的】
微生物学、微生物生態学の基礎を学ぶ

【授業の到達目標】
微生物の代謝機能や種の多様性が我々の生活にどう結びついているか例を挙げて説明でき、その重要性と今後の可能性について考察できる。

【授業概要(キーワード)】
微生物 生態学 環境

【科目の位置付け】
微生物の生理・生態学的な特徴について様々な視点から捉え、普段肉眼で見ることのできない微生物の生態系構成員としての役割について考察するものである。

【授業計画】
・授業の方法
微生物とは何かから始まり、我々の身近な環境から地球規模での役割についてまで順次取り上げる。活発な質疑応答を期待します。
・日程
第1回 微生物とは何か、微生物学の歴史
第2回 微生物の進化と系統、多様性
第3回 微生物を構成する物質、細胞構造とゲノム
第4回 微生物の代謝の多様性とエネルギー獲得機構
第5回 微生物の増殖
第6回 微生物学の方法
第7回 培養できない微生物
第8回 環境中での微生物の役割、物質循環とエネルギーの流れ
第9回 植物や動物と共生する微生物
第10回 人の体と微生物(腸内フローラ、抗生物質、疾患と免疫)
第11回 発酵食品と微生物、食品の保存
第12回 極限環境と微生物
第13回 環境浄化と微生物
第14回 遺伝子工学と微生物
第15回 試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
授業中に必ず1つは質問を考える。自分の考えを論理的に説明できるように努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
文献情報等を活用し、興味を持ったトピックについて自ら進んで学習してください。
レポートを適宜課します。

【成績の評価】
・基準
微生物の代謝機能や種の多様性が我々の生活にどう結びついているか例を挙げて説明できることを合格の基準とする。
・方法
試験60%, レポートおよび演習問題等の提出40%で総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
教科書: 井上明 他「図解微生物学入門」(オーム社), 参考書:日本微生物生態学会 教育研究部会編著「微生物生態学入門」日科技連

【その他】
・学生へのメッセージ
微生物ってすごいな、と思っていただけたら嬉しいです。
・オフィス・アワー
連絡先: kkubo@tsuruoka-nct.ac.jp

g83201014-2017-06-60260