教育方法・技術
 Art and Technology of Education
 担当教員:渡邉 誠一 (WATANABE Seiichi)
 担当教員の所属:農学部非常勤講師(元山形大学地域教育文化学部教授)
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義、討議法
 開講対象:集中講義  科目区分:教職必修科目 
【授業の目的】
学習(教育)の目的・目標を達成するための効果的・効率的方法の理解し、習得する。

【授業の到達目標】
①教育の目的・目標の歴史的変遷とそれに対応した教育方法の推移を理解できる
②学習理論とそに対応した教育方法を理解できる。
③最近の文科省が推奨する教育方法とそれが推奨される背景を理解できる。
④Active learning の具体的指導法を身につける。
⑤教育機器の活用の功罪を理解し、具体的な活用法を身につける。

【授業概要(キーワード)】
教育方法、教育技術、学習理論、学力観、教育機器、Active learning

【科目の位置付け】
教職に関する科目

【授業計画】
・授業の方法
・講義資料(プリント)に記載した課題について討論方式で授業を進める。
・4日間の集中講義で行う予定で、毎日その日のテーマ(課題)を設定して指導する。
・日程
1日目 教育観と教育方法
1.本授業のねらいと内容の紹介
2.我が国の伝統的教育観と教育方法
3.明治維新期と昭和20年代の教育方法とその背景

2日目 西洋の教育の歴史および現代の学習理論と教育方法
1.西洋における古代と中世の教育方法の違いとその背景
2.近代ヨーロッパの経験主義教育論の教育方法
3.S-R学習理論に基づく教育方法
4.S-S学習理論にもとづく教育方法

3日目 教育目的・教育課程と教育方法
1.教育目的・教育課程と教育方法との関係
2.Active learning が推奨される背景
3.授業づくりの基本-生徒理解と教材研究-
4.最近の高校生の学習の実態

4日目 教育方法の実践的学習
1.教育機器の活用の功罪
2.理科・農業の授業における機器の活用
3.学習指導要領及びその解説を参考にして具体的な活用を考える
4.指導案の作

【学習の方法】
・受講のあり方
・教科教育法(理科教育法や農業科教育法)と密接に関係するので、参考書として、高校学習指導要領、およびその解説の理科編あるいは農業科編を用意しておいてください。時間があったら、それを読んでおいてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
教員を目指す人は、学習指導要領の理科あるいは農業科の指導要領解説から必ず採用試験で必ず出題されますので、上記の図書をしっかり勉強してください。

【成績の評価】
・基準
教育の目的・目標を達成するための教育方法が時代とともに変化してきたことを理解したか、また、今我が国で Active learning が推奨されている理由を理解したか、そして、その方法を採り入れた指導案を書けるかが、評価の基準になります。
・方法
4日間、毎日小テストを行い、その合計が60点以上であれば合格です。

【テキスト・参考書】
高等学校学習指導要領、およびその解説の理科編あるいは農業科編

【その他】
・学生へのメッセージ
毎日授業内容が変わりますから、4日間毎日出席してください。
・オフィス・アワー
授業・小テスト終了後

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