【授業の目的】
過去から現代の私たちの生存・生活・生産活動における農学の意義と役割および課題を概説し、食料生産、生命科学、環境保全のそれぞれの観点から、これから農学を学ぶ者が知っておくべき日本の、あるいは世界の現状や課題等を紹介する。
【授業の到達目標】
食料科学、生命科学、環境科学のそれぞれの視座から農学の意義や役割を学び、その現状や課題および今後の方向について考える。
【授業概要(キーワード)】
農学、生存、生活、食料問題、食料生産、生命科学、環境保全
【科目の位置付け】
専門基礎科目
【授業計画】
・授業の方法
講義形式
・日程
(予定) ガイダンス・農学とは 食料生命環境学とは 食料生産の視点からみた農学部の役割 気象変動条件下の食料生産 省資源・低コストの食料生産 環境負荷の少ない食料生産 生命科学の観点からの農学 生命科学における粗過程の考え方 生育調節物質に対する植物の反応 植物生育調節物質の農業への利用 生態系の多様性、持続性、生産性 地球環境変動下での生態系応答 気象・水象・地象 人間活動における水と土 まとめ・これからの農業と農学 (講義順は初回に提示する)
【学習の方法】
・受講のあり方
不明な点等は積極的に質問し、授業内容について主体的に考えることが必要である。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義内容に関する関連事項等は自分で調べ、理解すること。なお、担当教員から事前学習・事後学習について指示される場合もあるため、その都度確認すること。
【成績の評価】
・基準
農学の意義や役割の現状、課題、今後の方向を自ら考えようとする姿勢があることを合格基準とする。
・方法
レスポンス・カード(7割)、及び試験あるいはレポート(3割)による。レポートについては、課題に対する内容の適切さ、平易さ、簡潔さを評価する。
【テキスト・参考書】
参考書 安田弘法他編著『農学入門―食料・生命・環境科学の魅力-』養賢堂 その他に、各教員がそれぞれ指定する場合がある。
【その他】
・学生へのメッセージ
農学部において食料生命環境学を学び始めるにあたり、導入となる重要な講義である。 毎回の講義に集中して受講してほしい。なお、成績が、2 年次以降所属するコース選択の際の判定材料となることに留意すること。
|