環境保全型エコ農業論
 Ecofarming Theory Evironmental Safeguard Type
 担当教員:浦川 修司(URAKAWA Shuji)、池田 和生(IKEDA Kazuo)、佐々木 由佳(SASAKI Yuka)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科安全農産物生産学コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:安全農産物生産学コース  科目区分:学科共通科目コース必修科目 
【授業の目的】
世界的な気候変動や人口増加に伴う穀物需給の不安定化、環境問題等が懸念されている現状において、食料自給率の低いわが国の食料供給のあり方について考える力を身に着け、近年、注目されている持続可能な資源循環型農業生産の重要性についての理解を深めるとともに、家畜ふん尿や農業生産副産物の堆肥化技術や利用技術、未利用資源の飼料化技術等を学ぶことによって、低負荷環境保全型農業や資源循環型農業への認識を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
1)水田への有機物施用の必要性と化学肥料削減技術を説明できる。
2)水稲栽培における環境保全型農業について説明できる。
3)園芸分野における低負荷環境保全型農業の実際や新しい視点での考え方を説明できる。
4)畜産環境問題と家畜ふん尿の堆肥化技術について説明できる。
5)食品残渣の飼料化について、種類や加工、利用技術を説明できる。

【授業概要(キーワード)】
環境保全型農業、飼料用イネ、堆肥、資源循環

【科目の位置付け】
資源循環型農畜産業を幅広く習得する。

【授業計画】
・授業の方法
適宜資料やパワーポイントを使用した講義を行い、各講義の終わりには質疑応答の時間を設ける。
・日程
1.水稲栽培において化学肥料を削減する意義
2.水田への有機物施用
3.水稲の環境保全型農業
4.水稲栽培における化学肥料・農薬削減技術
5.まとめと試験
6.園芸分野における低負荷環境保全型農業
7.園芸分野における低負荷環境保全型農業の実際1
8.新しい視点での環境保全型農業論
9.園芸分野における低負荷環境保全型農業の実際2
10. まとめと試験
11. 耕種農家と畜産農家の連携のあり方
12. 畜産環境問題と家畜ふん尿の利用
13. 飼料畑の強害外来雑草と耕種的防除技術
14. 食品残さの飼料利用(もったいないの現場を考える)
15. まとめと試験

【学習の方法】
・受講のあり方
理解できない時はその都度質問すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に定めない。

【成績の評価】
・基準
環境保全型エコ農業の基礎的事項について適切に説明できることを合格基準とします。
・方法
評価教員が行う3つのテスト、レポート、受講態度からの平均点で評価します。

【テキスト・参考書】
必要に応じて配布する。

【その他】
・オフィス・アワー
3教員とも高坂農場にいますので随時受け付けます。

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