国際農業経済論
 International Agricultural Economics
 担当教員:金 成学(KIM,SungGaK)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科食農環境マネジメント学コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
日本農業・食料問題に影響を与えている米国、中国、韓国などの海外の農業・農業政策の現状とWTO、EPAなどの農業政策の国際的枠組、さらに開発途上国の農業・経済問題を解説する。特に発展途上国の多くは、未だに急速な人口増加に農業・食糧生産が追いつかない状況が続いている。そのため、発展途上国への農業協力は、途上国農業のみならず経済全般に大きな影響を与えるものである。授業では,世界の人口・食糧問題の観点から先進国と途上国農業の現状を把握したうえで、世界農政のあり方について考える。

【授業の到達目標】
海外の農業・農業政策の現状とWTO、TPP,EPAなどの農業政策の国際的枠組、さらに開発途上国の農業・経済問題をより深く考えるようになる。

【授業概要(キーワード)】
農業と経済、WTOと世界農政,海外農業とアグリビジネス

【授業計画】
・授業の方法

・日程

Ⅰ 世界農業政策の枠組み
1 自由貿易と経済成長
2 世界の人口と食料問題
3 WTO体制と農産物自由化
4 FTA・EPAと日本農業

Ⅱ アグリビジネスの世界について
5 契約農業の広がり-その仕組みと課題
6 農産物先物取引の仕組みと実態
7 穀物ビジネスと日本の食糧

Ⅲ 海外農業と農業政策
8 アメリカ農業と農政
9 中国農業と農政
10 韓国農業と農政

Ⅳ 発展途上国の農業と経済発展
11 農業と経済発展
12 農業分野の国際協力

【学習の方法】
・受講のあり方
双方向の講義を予定しています。積極的な発言を求めます。
・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
試験(50%)と出席状況、履修の態度(50%)に基づいて総合的に判断する。
・方法
試験(50%)と出席状況、履修の態度(50%)

【テキスト・参考書】
①トダロとスミス『開発経済学』国際協力出版会、第8版、2004年
②the world bank『Agriculture for Development』 the world development report2008

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