【授業の目的】
花卉とは観賞用に栽培される植物のことで、切り花、観葉植物を含む鉢花、庭木などが含まれる。安全な花卉生産のため、開花調節技術をはじめとする花卉生産技術ついて理解を深め、農業生産や人間の生活の中における花卉園芸のあり方について考えることを目的とする。
【授業の到達目標】
1)重要な花卉について、分類、形態、生態、開花調節法、繁殖、育種等の生産技術について説明できる。 2)種々の花卉の利用法について説明できる。
【授業概要(キーワード)】
植物 形態 生態 生理 歴史 地理
【科目の位置付け】
農業生産の一分野における花卉生産に必要な基礎科学と基礎知識を身につけるものである。
【授業計画】
・授業の方法
板書、紙資料、映写による。
・日程
1.花卉生産の役割と歴史 2.花卉の原産地と生態型 3.花卉の形態と生態 4.各論 (1)キク、カーネーション、バラ (2)一年草類 (3)宿根草類 (4)球根類 (5)花木類 (6)温室植物、ラン類 5.花卉の品質と流通 6.花卉の育種と遺伝資源 7.花卉の利用(1)室内装飾 8.花卉の利用(2)室外装飾 9.まとめと試験
【学習の方法】
・受講のあり方
果樹園芸学、野菜園芸・施設学も園芸学を理解する上で重要なので、園芸分野の研究室に配属の学生はあわせて受講すること。また、育種学も受講しておくことが望ましい。
・授業時間外学習へのアドバイス
まず、学ぼうとする対象物を知ることが第一です。花屋さんやガーデンセンター等に足を運んで、花を実際に目で見て名前を覚えてください。 少しでも興味を持ったら、自分で花を育ててみてください。
【成績の評価】
・基準
花卉園芸に関する基礎的な事項を理解できていることを合格の基準とする。
・方法
期末に筆記試験を行い、60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
必要に応じ資料を配布する。 金濱耕基編 観賞園芸学(文永堂、2013) 腰岡政二編著 花卉園芸学の基礎(農文協、2015) 今西英雄著 花卉園芸学(養賢堂、2000) 大川 清著 花卉園芸総論(養賢堂、1995) 今西英雄編 花卉園芸(文永堂、1995)
【その他】
・学生へのメッセージ
本講で取り上げる内容は花卉園芸のほんのごく一部に過ぎません。 基礎園芸学をすでに履修していることを前提に授業を行う。基礎園芸学で配布したプリントを持参してください。 配布資料は、毎回持参してください。
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