安全農畜産物生産論
 Safe and Reliable Agricultural and Animal Production
 担当教員:藤井 弘志(FUJII Hiroshi),長谷 修(HASE Syu),松山 裕城(MATSUYAMA Hiroki)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科安全農産物生産学コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:食農環境マネジメントコース  科目区分:コース必修科目 
【授業の目的】
1)安全な農畜産物を生産する視点から植物病理学、畜産学、作物学関連の知識を得ることを目的とする。具体的には、①食の安全・安心に関する化学農薬の安全性、組み換え作物の安全性、カビ毒や食品添加物の安全性などについて解説する。②農場から消費者に安全な畜産物を供給するため、各段階で取り組まれている衛生管理について、HACCP(危害要因分析・必須管理点)の考え方を基礎に解説する。③環境保全型農業のタイプと現状について解説するとともに、環境保全型農業を進めるための課題について水稲を中心に紹介する。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、
1)安全な農畜産物を生産するのに必要な知識を植物病理学、畜産学および作物学の視点から説明できる。
2)植物病理学、畜産学および作物学の視点から安全な農畜産物の生産するのに必要な技術について総合的に討議することができる。

【授業概要(キーワード)】
安全安心、農畜産物、生産、

【科目の位置付け】
この授業は、植物病理学、畜産学および作物学の視点から安全な農畜産物の生産に必要な基礎科学と基礎技術に関する知識とそれを応用できる能力を身に着けるものである。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式
・日程
第1回:21世紀は食糧と環境の時代であるのか
第2回:環境保全型農業がなぜ必要か
第3回:環境保全型農業のタイプと普及状況について
第4回:環境保全型農業を推進するために必要な方策とは
第5回:試験(以上藤井担当)、まとめ
第6回:食の安全・安心とはどんなことか
第7回:作物および遺伝子組み換え作物の安全性について
第8回:化学農薬および食品添加物の安全性
第9回:カビ毒および食品の表示について
第10回:今後の食料調達と安全保障(試験)以上長谷担当)
第11回:安全な畜産物生産とは
第12回:飼料に係わる衛生管理
第13回:動物飼養に係わる衛生管理1
第14回:動物飼養に係わる衛生管理2
第15回:試験(以上松山担当)、まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
・日々の生活でも安全安心な農畜産物生産に関心を持ち、自分の意見を持つようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
・講義中に参考になる参考書を紹介するので、入手して予習する。
・講義では資料を配布するので、講義と併せて整理して復習する。

【成績の評価】
・基準
安全な農畜産物を生産するために必要な基本的概念や用語を理解していることを合格の基準とする。
・方法
・筆記試験の結果から判定する。
・3人の教員の試験の平均が60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
・特に指定しないで、資料を配布する。
・講義中に紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
・安全安心な農畜産物生産に関心を持ち、疑問を持って受講すること。
・講義を受けた内容について積極的に考えることを希望します。
・オフィス・アワー
安全農産物生産学コースのオフィスアワー一覧を参照。

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