食農環境調査論
 Research of Food, Agriculture and Environment
 担当教員:小沢 亙(OZAWA Wataru)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
社会調査の基礎理論について論述する。
地域住民のニーズや意識を把握するための調査法や地域資源量把握のための調査法を学ぶとともに,これら調査結果の分析方法についても学ぶ。

【授業の到達目標】
実際に社会調査を実施する能力を身につけることができる。

【授業概要(キーワード)】
社会調査,アンケート,統計,質的調査

【科目の位置付け】
この授業は、食料・農業・農村・環境の実態を明らかにするための調査方法を修得することで、持続可能な農業経営の発展や地域活性化方策について多面的に考察できる能力を獲得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
講義を主とするが,演習も含める。
・日程
1 イントロダクション-食農環境調査論とは何か?
2 第1章;社会調査へようこそ
3 第2章;社会調査のファースト・ステップ その1(1~3)
4 第2章;社会調査のファースト・ステップ その2(4~7)
5 第3章;社会調査の基本ルールと基本の道具
6 第4章;調査票を作ってみよう その1(1~2)
7 第4章;調査票を作ってみよう その2(3~4)
8 第5章;サンプリングという発想 その1(1~2)
9 第5章;サンプリングという発想 その2(3)
10 第6章;調査票調査のプロセスとデータ化作業
11 第7章;調査結果を分析しよう その1(1~2)
12 第7章;調査結果を分析しよう その2(3~4)
13 第8章;質的調査の基本
14 第9章;質的調査の実際 その1(1~2)
15 第9章;質的調査の実際 その2(3)、2;非参与観察法

【学習の方法】
・受講のあり方
○授業に主体的に参画する姿勢を持つこと。 ○原則として,遅刻した者の入室は認めない。
・授業時間外学習へのアドバイス
○テキストの関連する部分をあらかじめ読んでおくこと。○毎週のように世論調査やアンケート調査が公表されているので,これらを注意深く見ておくこと。○前回までの資料・ノートを見直すこと。
○ノートを完成すること。○不明な点については自ら調べること。○調べても分からない場合には質問すること。

【成績の評価】
・基準
担当する報告及びコメントを担い,それ以外の時には積極的に議論に参加する者が90点になるように設定している。
・方法
○報告50点 ○コメント30点 ○議論参加20点

【テキスト・参考書】
【テキスト】
大谷信介他編著『新・社会調査へのアプローチ-論理と方法-』(ミネルヴァ書房.2013年)
【参考書】
白谷秀一他著『新版 実践 はじめての社会調査』(自治体研究社,2009年)
小林修一他編著『テキスト社会調査』(梓出版社,2005年)
登石文夫著『社会調査のための統計学』(青山社,2004年)
盛山和夫『社会調査法入門』(有斐閣ブックス,2004年)
森靖雄『新版 やさしい調査のコツ』(大月書店,2005年)
ティム.メイ著・中野正大監訳『社会調査の考え方』(世界思想社,2005年)
K.F.パンチ著・川合隆男監訳『社会調査入門』(慶應義塾大学出版会,2005年)

【その他】
・オフィス・アワー
研究室にいるときであればいつでも結構です。

60404018-2017-06-67518