地球環境論
 Global Environment
 担当教員:安中 武幸(ANNAKA Takeyuki)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科水土環境科学コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:食農環境マネジメント学コース  科目区分:選択 
【授業の目的】
地球環境・食料・資源問題および人口・経済・社会問題への理解を深めるため、地球をシステムとして全体的にかつ歴史的に捉える視点、および地球環境問題において対立する見解を比較する視点を身につけることを目的とする。

【授業の到達目標】
 この講義を履修した学生は、
1)地球環境の現状・食料・資源問題および人口・経済・社会問題を述べることができる。【知識・理解】
2)ものごとをシステム的に全体的かつ歴史的に捉えること、および対立した見解を比較することができる。【態度・習慣】
3)持続可能な社会・文明のあり方と自らの生き方を合わせ考えることができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
地球システム、地球環境問題、食料問題、エネルギー・資源問題、成長の限界、地球温暖化、人間圏、災害

【科目の位置付け】
この授業は、地球規模での農業・環境問題を知るとともに多面的な見方を習得しようとするものである(農学部教育目標)。

【授業計画】
・授業の方法
スライドやDVDを用いた講義
・日程
1 地球環境論をはじめるにあたって
2 持続可能性に関わる諸問題
3 ローマクラブ「成長の限界」をめぐって
4 地球温暖化問題:IPCC報告と懐疑論
5 分析的(要素還元的)方法とその有効性
6 分析的(要素還元的)方法が不得手とする問題
7 システム的な見方と地球システム
8 地球システムの進化(1)
9 地球システムの進化(2)
10 地球システムの進化(3)
11 地球システムの進化(4)
12 地球システムの進化(5)
13 地球システムの進化(6)
14 地球システムと人間圏
15 人間圏の安定性(持続可能性):レポート作成

【学習の方法】
・受講のあり方
正解のない問題に取り組む、または解くべき問題は何かを考えるという姿勢で受講されると良いと思います。
・授業時間外学習へのアドバイス
日々のニュース等に関心を持つ。
参考文献を紹介しますので、興味のあるものは是非読んでみて下さい。

【成績の評価】
・基準
 地球環境問題について関心を持ち、授業を通して得られた知識も参考にして主体的に考察し論述できることが合格の基準です。
・方法
小テストを兼ねた「出席カード」への記述と最終回に課すレポートによって評価します。受講態度50点、レポート50点。

【テキスト・参考書】
特になし
その都度紹介します

【その他】
・学生へのメッセージ
解くべき問題は何か、正解のない問題にどう取り組むか、ともに考えられる講義にできれば・・・と思います。
・オフィス・アワー
火曜日12時15分~13時

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