【授業の目的】
食品への理解を深めるため、食品成分における基礎的事項を学習するとともに、食品の品質に関係する現象などへの基礎的知識を得ることを目的とする。
【授業の到達目標】
この基礎食品生命科学を履修した学生は、 1)食品成分における基礎的事項を説明できる。 2)食品の成分間反応について討議でき、酸化とその防止を実践できる。
【授業概要(キーワード)】
食品化学、食品成分、成分間反応、酸化と防止法
【科目の位置付け】
この講義は、食品について幅広い理解が求められるため、基礎化学を履修していること。
【授業計画】
・授業の方法
教科書等を用いて講義を進める。
・日程
1. 食と生活:食品の機能、食料と環境問題 2. 食品の分類と成分表:食品の分類、日本食品標準成分表2010 3. 食品成分-1:水分 4. 食品成分-2:タンパク質 5. 食品成分-3:炭水化物 6. 食品成分-4:脂質 7. 食品成分-5:ビタミン 8. 食品成分-6:無機質(ミネラル) 9. 食品成分-7:色素 10. 食品成分-8:呈味成分 11. 食品成分-9:香気成分 12. 食品の成分間反応-1:食品の酸化と劣化 13. 食品の成分間反応-2:酵素反応、非酵素的褐変反応 14. 食品の三次機能成分 15. 食品と生活習慣病
【学習の方法】
・受講のあり方
教科書を指定する。予習、復習等の自学自習が必須である。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で習った内容に関連することを自分なりに調べる。
【成績の評価】
・基準
食品に関する基本的事項を正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
出席点30点+試験(またはレポート点)70点
【テキスト・参考書】
久保田紀久枝、森光康次郎編著 新スタンダード栄養・食物シリーズ5「食品学-食品成分と機能性-」(株)東京化学同人
【その他】
・学生へのメッセージ
食品業界へ就職する人は、必須学問である。
・オフィス・アワー
月の12:00-13:00、連絡先tnagai@tds1.tr.yamagata-u.a.cjp
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