水土環境科学論
 Water and Land Environment Science
 担当教員:安中 武幸(ANNAKA Takeyuki),梶原 晶彦(KAJIHARA Akihiko),渡部 徹(WATANABE Toru)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義と演習
 開講対象:水土環境科学コース  科目区分:必修 
【授業の目的】
専門科目を理解する基礎力を身につけるため、水土環境科学コースで対象とする諸現象や取り扱う物理量を知るとともに、力学・微積分・確率統計等の基礎の理解と簡単な問題の解法を修得することを目的とします。。

【授業の到達目標】
 この講義を履修した学生は、
1)水土環境科学コースで対象とする諸現象や取り扱う物理量を列挙できる。【知識・理解】
2)ベクトル・微分・積分の高校レベルの基礎知識を応用できる。【知識・理解】
3)確率・統計の基本的手法を使用できる。【知識・理解】
4)高校レベルの力学の基礎概念を述べることができる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
ベクトル、関数、微分・積分、力、エネルギー、運動法則、標本、母集団、平均、標準偏差

【科目の位置付け】
この授業は、水土環境科学コースで学ぶ様々な講義の土台となる、高校レベルの基礎知識を復習あるいは新たに学ぶものです(水土環境科学コースカリキュラム・ポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
配布するテキスト・資料に沿って、講義と演習を組み合わせて行う。
・日程
1.ガイダンスとアンケート調査 (安中)
2.水土環境科学と数学・物理・確率・統計 (安中)
3.ベクトル (梶原)
4.三角関数、指数関数、対数関数 (梶原)
5.微分法とその応用 (梶原)
6.積分法とその応用 (梶原)
7.微分方程式の基礎 (梶原)
8.確率・統計は「集団」を対象とする (安中)
9.標本(部分)による母集団(全体)の把握への挑戦 (安中)
10.仕事と力学的エネルギー (渡部)
11.運動量の保存 (渡部)
12.物体の運動 (渡部)
13.運動の法則 (渡部)
14.演習 (渡部)
15.まとめ(受講成果の確認):アンケート (安中)

【学習の方法】
・受講のあり方
不明な点はその日のうちに質問する。自分なりのノートの付け方を工夫する。関数機能付き卓上計算機を持参(対数・三角関数・べき乗の計算が可能なもの)。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキスト、参考図書などに目を通す。
ノートを見て理解できないところは、書き加えて完全なものにする。

【成績の評価】
・基準
基礎的な数学概念、確率統計の初歩、力学の基礎について、本講義開始時には「知らなかったこと」でも「知っていること」になったことか合格の基準です。
・方法
講義の受講態度および小テストにより、各担当教員の総合点により評価する。

【テキスト・参考書】
テキストを配布する。参考図書は適宜紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
分からないままにせずに、その都度解決して欲しい。
関数機能付き卓上計算機を持参のこと。

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