食農環境会計学
 Farm Accounting
 担当教員:家串 哲生(IEKUSHI Tetsuo)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科食農環境マネジメント学コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:水土環境科学コース   科目区分:コース選択科目 
【授業の目的】
1)農業経営への理解を深めるため、われわれにとって身近な帳簿記入及びその分析に焦点をあてて検討し、講義を通じて、近年の研究状況について基礎的な知識を得ることを目的とする
2)複合的な物の見方・考え方を身につけるため、農業簿記・会計学における基本的な概念と財務分析の理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
この食農環境会計学を履修した学生は、
 1)簿記記帳及び財務分析を通じて農業経営の経営成績や財務状態の優劣を判断できる。【知識・理解】
 2)複式簿記による帳簿記入や財務分析を行うことができる。【技能】
 3)農業経営の経営成績や財務状態について、討議することができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
農業経営,複式簿記,農業簿記

【科目の位置付け】
この講義は,農業経営の会計処理について様々な視点から理論的に考察することで,健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
教科書及び配布プリントを使って講義を進めていく。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 農業簿記の概要
第3回 簿記一巡の手続
第4回 勘定科目、収益・費用の記帳方法
第5回 流動資産及び流動負債等
第6回 固定資産
第7回 決算書の作成
第8回 農業簿記の基礎及び記帳体系
第9回 伝票会計
第10回 固定資産・繰延資産
第11回 引当金・準備金
第12回 株式会社,農事組合法人
第13回 その他の取引
第14回 決算
第15回 講義のまとめ(試験を含む)

【学習の方法】
・受講のあり方
テキストを購入し,本文に線を引くなどして活用する。
練習問題(配布プリント)を何度も解く。
・授業時間外学習へのアドバイス
あらかじめ簿記及び会計学入門書等の文献に目を通しておくことが望ましい。

【成績の評価】
・基準
農業簿記に関する基礎的な項目を正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
平常点50点+期末テスト50点

【テキスト・参考書】
テキスト:古塚秀夫・高田理『改訂現代農業簿記会計』(農林統計出版)
参考書:一般社団法人全国農業経営専門会計人協会『絵でわかる儲ける農業簿記会計』(武蔵野デジタル出版)

【その他】
・学生へのメッセージ
練習問題を解きながら,講義を進めていきます。
・オフィス・アワー
出校中は原則としていつでも可。

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