水土環境科学インターンシップ
 Internship for Water and Land Environmental Science
 担当教員:渡部 徹(WATANABE Toru)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科水土環境科学コース
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:水土環境科学コース  科目区分:コース選択科目 
【授業の目的】
農業農村整備事業を推進している農林水産省の事業現場でのインターンシップを行い,農村の実情や施策について理解を深め,水土環境科学の学習を進めるとともに,進路を考える一助とすることを目的とする。

【授業の到達目標】
この実証を履修して農業農村整備の施策とその実務を体験することにより,専門知識の学習を深化させるてスキルを身につける。
・農業農村の実情と課題について論究することができる。【技能】
・測量,水理計算,環境調査,事業費積算等の業務の基本を習得できる。【技能】
・技術者としての素養を身につけ。キャリアデザインを進めることができる。特に農業農村工学職等の公務員を目指す学生にとっては,職場を体験することで業務への理解を深めることができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
水土環境科学,農業土木,農業農村整備,土地改良事業

【科目の位置付け】
水土環境科学コースの学習目標の(1),(2),(4),(6)に該当します。

【授業計画】
・授業の方法
8~9月の夏季休業中に2週間程度,農林水産省の現場へ行って実習を行う。
・日程
(1)4月に行う水土環境科学インターンシップ説明会に出席する。開催案内の掲示等に注意すること。
(2)実習先,実習の日程については,受け入れ先との調整により決定する。必ずしも学生側の希望通りの実習先,日程とはならない場合もある。
(3)実習の内容は,受け入れ先の状況によって決定される。学生側から希望内容を出すが,必ずしも希望通りの内容にならない場合もある。
(4)実習終了後に,農学部内で夏期実習報告会を行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
現場では,実習担当者の指示,注意を守り,事故等が起こらないよう十分注意すること。
実習終了後の報告会等の材料にもなるので,実習中には毎日,日誌をつけること。
・授業時間外学習へのアドバイス
(1)実習に入る前に,測量学,測量実習,水理学,地盤工学などの科目を復習しておくこと。
(2)実習終了後に農学部内で報告会を行うので,その準備として実習中の活動内容を振り返り,内容と成果を整理しておくこと。
(3)実習中の成果品や,関連資料を保存しておくこと。

【成績の評価】
・基準
授業で学んだ知識や経験を活かして積極的・能動的に実習に取り組み,専門知識を深化させることを合格の基準とします。
・方法
実習への参加状況,実習中に作成したレポート,実習終了後の報告会を評価の対象とし,現場での実習担当者から評価の報告があった場合には,それも加味する。

【テキスト・参考書】
基本的にはテキストはないが,実習先によっては,実習担当者により指定される場合がある。

【その他】
・学生へのメッセージ
実習先では,他大学の学生と一緒に実習するケースが多いので,同じ専門を学び同じ進路を目指す他大学の友人と出会う,よいチャンスになるかもしれません。過去に当科目を履修した学生は全員,実習に参加してとても良かったと感想を述べています。
〈履修に当たっての留意点〉
実習先との往復には,公共交通機関を利用して下さい。事故等によるトラブルのリスクを回避するため,往復に自家用車やバイクを使うことは原則としてできません。
・オフィス・アワー
随時,相談や質問に来てください。

60408371-2017-06-69627